「一枚岩(いちまいいわ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「一枚岩(いちまいいわ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「一枚岩」の意味をスッキリ理解!

一枚岩(いちまいいわ):分裂や対立などがなく、組織が一つにまとまっていること

「一枚岩」の意味を詳しく

「一枚岩」とは、分裂や対立などがなく、組織が一つにまとまっていることです。

一枚の板のように平らで大きな岩のことを「一枚岩」と言います。そこから、岩を組織にたとえて使われるようになりました。

「一枚岩ではない」という場合には、「組織が必ずしも強固に団結しているわけではない」という意味になります。必ずしも「分裂や対立がある」という意味ではなく、あくまでも「強固な繋がりがあるわけではない」というゆるい否定のニュアンスになります。

また、「一枚の岩のように単純なわけではなく手強い」という、「一筋縄ではいかない」と似たニュアンスとして使うのも間違いなので注意しましょう。

「一枚岩」の使い方

  1. そのチームは一枚岩となって、課題に立ち向かった。
  2. 彼らのような一枚岩が崩れるなんて、信じられない。
  3. 私たちは決して一枚岩ではないけれど、だからといって仲が悪いわけでもないのだ。

上記の例文のように、「一枚岩」は集団の結束について語るときに使われます。

①の例文では、「そのチーム」が一つにまとまり、集団として統率されている様子を「一枚岩となって」と表現しています。

②の例文では、「一枚岩」であったはずの「彼ら」が、結束を失ってしまった様子を「一枚岩が崩れる」と表現しています。「一枚岩」の岩としてのイメージが、たとえになって重なる言い回しです。

③の例文では、「一枚岩」であることを否定しています。強い結びつきのある集団ではないが、かといって対立があるわけでもないと、ややポジティブなイメージで語っています。

「一枚岩」の類義語

一枚岩には以下のような類義語があります。

  • 一致団結:一つの目的のために、人々が結束すること

「一致団結」とは、一つの目的のために、人々が結束することです。

「一枚岩」も「一致団結」も、「集団が強固に結びついている」という意味では共通します。

「一枚岩」の場合には、組織がまとまっている理由についてはとくに含まれません。一方で、「一致団結」は、ただ集団がまとまっているのではなく、「特定の目的や目標のもとに団結している」というニュアンスになります。

 

また、「一致団結」は、「ある目的を達成するための、一時的な結びつきである」という側面があります。

「一枚岩」にも「一枚岩となって〇〇に立ち向かう」という、「一時的な結びつき」のニュアンスがある場合もありますが、長期的な結びつきを指して使われることも多くあります。注意して使い分けましょう。

「一枚岩」の英語訳

一枚岩を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • monolith
    (一枚の岩)
  • monolithic solidarity
    (一枚岩の団結)

monolithは、「一枚の岩」のことを指す英単語です。この単語の直接的な意味に、組織のたとえとしての「一枚岩」はありません。ただし、比喩表現とわかる形であれば、組織のたとえとして使うこともできます。

もっと直接的に「一枚岩」と表現したい場合には、 “monolithic solidarity” としましょう。monolithicは、monolithに「〜的な」という意味の接尾辞-icがくっついた言葉です。そのため、“monolithic solidarity”は「一枚岩的な団結」という意味になります。

まとめ

以上、この記事では「一枚岩」について解説しました。

読み方一枚岩(いちまいいわ)
意味分裂や対立などがなく、組織が一つにまとまっていること
類義語一致団結
英語訳monolithic solidarity(一枚岩の団結)

「一枚岩」は、よく使われる一方であまり正しい意味が浸透していない言葉です。しっかりと正確に理解して使っていきましょう。