四字熟語「一言一行(いちげんいっこう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「一言一行(いちげんいっこう)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「一言一行」の意味をスッキリ理解!

一言一行(いちげんいっこう):ひとつひとつの言葉や行いのこと、何気ない言動のこと

「一言一行」の意味を詳しく


「一言一行」とは、「ひとつひとつの言葉や行いのこと」「何気ない言動のこと」です。

一言一行の「一」は、「ひとつひとつ」「ちょっとした」という意味です。

一行は「いちぎょう」とは読まないので、注意しましょう。

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「一言一行」の使い方

「一言一行」は、以下のように使われます。

  1. 目上の人とお話をするときは、相手に失礼のないよう一言一行に気を配る。
  2. 彼女は一言一行たりとも隙がない。
  3. 今のネット社会には、ちょっとした一言一行ですぐに揚げ足を取る人がたくさんいる。
①は、少しの言動にも気を抜かないという意味です。

②の「一言一行たりとも隙がない」とは、「少しの隙もなく、完璧である」という意味で使っています。

③は、皆さんも実感があるのではないでしょうか。最近は、SNSに投稿された何気ない発言に対してさえも、何らかの文句をつけ揚げ足を取りたがる人が多い傾向にあります。

著名人の方がテレビなどで発した発言や、何気なく見せた態度などに対してもすぐにSNSが炎上します。一言一行で揚げ足を取られてしまうのでは、とても生きづらい世の中ですね。

「一言一行」の由来

「一言一行」は、『顔氏家訓(がんしかくん)』という中国の家訓書に由来しています。これは、顔之推(がんしす)という人物が著したものです。

顔氏家訓のうちの「慕賢」という篇に、「盗みはしてはならない」という趣旨の家訓が記されています。その中の一節が、以下の内容です。

「凡有一言一行、取於人者、皆顯稱之、不可竊人之美,以為己力。」

これを噛み砕いて現代語訳すると、「もしも、人から一言一行でも引用することがあったならば、すべて出典を明らかにすべきであり、他人の美を盗んで自分のものとしてはならない。」となります。

また、これに続けて、顔之推は「たとえ相手が若輩者であっても、自分よるも身分が低い者であっても、その功績を認めなければならない。他人の財産を盗むようなことをすれば、刑罰を受ける。他人の美を盗むようなことをすれば、神が絶対許さないであろう。」と述べています。

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「一言一行」の類義語

「一言一行」には以下のような類義語があります。

  • 一挙一動(いっきょいちどう):日常のちょっとした動作や振る舞いのこと、一つ一つの動作のこと

普段の立ち振る舞いや動作を表す言葉に、「挙動」があります。これを「挙」と「動」に分け、それぞれに「一」を付けて意味を強調した四字熟語です。

「一言一行」の英語訳

「一言一行」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • just a word or an act
    (ひとつひとつの言葉と行動、一言一行)
  • every word and act
    (すべての言葉と行動、一言一行)
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まとめ

以上、この記事では「一言一行」について解説しました。

読み方一言一行(いちげんいっこう)
意味ひとつひとつの言葉や行いのこと、何気ない言動のこと
由来顔氏家訓
類義語一挙一動
英語訳just a word or an act(ひとつひとつの言葉と行動)

一言一行が、自分自身を形成していると言っても過言ではありません。

たとえば、電車に乗っているとき、皆さんはどのような立ち振る舞いをしていますか。足を組んでいたり、足を広げて座っていたりする方も多くいますが、それらは公共の場での立ち振る舞いとしてふさわしいでしょうか。自分の一言一行が、自分が相手にどう見られるかを決定づけています。

「一言一行」の意味と使い方を覚え、正しく使えるようにしましょう。

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