故事成語「表裏を成す(ひょうりをなす)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「表裏を成す」です。

意味や使い方、類義語、対義語についてわかりやすく解説します。

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「表裏を成す」の意味をスッキリ理解!

表裏を成す(ひょうりをなす):裏表がある関係のこと、外見と内実で違いがあること

「表裏を成す」の意味を詳しく

「表裏を成す」には複数の意味があります。

まずは、漢字の通り「裏表」または、「裏表の関係があること」という意味です。

この「裏表の関係」から派生して複数の意味になりました。

  1. 反対の意味や結果をもたらす関係
  2. 外面と内実で違いがあること
  3. 人前の言動と心で思っていることに違いがあること
  4. 一つのものの裏と表のように密接で切り離せない関係

 

➊は、一番わかりやすい意味だと思います。正反対の意味を持つもの同士や、反対の結果をもたらすものの関係を指します。

➋と➌は、➊から派生した意味です。「内面」と「外面」や、「言動」と「内心」が一致していないという意味が生まれました。

「裏の顔がある」などの表現があることからも理解しやすいと思います。

 

➍は、「表裏一体」という言葉と同じ意味です。「表裏を成す」という言葉の意味に含まれるのかは、意見がわかれます。

「表裏一体」という言葉と似ていることから、意味が入り混じってしまった、という説があるのです。

しかし、実際に➍の意味で使われる場面もあるので覚えておきましょう。

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「表裏を成す」の使い方

  1. 彼は表裏を成す人だ。
  2. 科学の進歩は自然保護と表裏を成すだろう。
  3. 資本主義と社会主義は表裏を成すものなのだろうか。
  4. 現状は、マスメディアの報道と表裏を成すものだった。
  5. 腎臓は膀胱と表裏を成す

➊は、「外面と内実で違いがあること」や「人前の言動と心で思っていることに違いがあること」として使われています。

人についての説明です。

➋、➌、➍は、「裏表の関係にある」「反対の効果をもたらす」などの意味で使われています。

➎は、「位置的な裏表の関係」という意味で使われています。

人の体において、膀胱は腎臓の表側にあることからこのような表現がされています。

「表裏を成す」の類義語

「表裏を成す」には以下のような類義語があります。

  • 表裏一体:一つのものの裏と表のように密接で切り離せない関係にあること
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「表裏を成す」の対義語

「表裏を成す」には以下のような対義語があります。

  • 二律背反:互いに矛盾し、決して交わることのない関係

まとめ

以上、この記事では「表裏を成す」について解説しました。

読み方 表裏を成す(ひょうりをなす)
意味 裏表がある関係のこと、外見と内実で違いがあること
類義語 表裏一体
対義語 二律背反

普段から使うような言葉ですが、深く調べていくととても難しい言葉です。

似たような言葉が多いため、紛らわしいですが使いこなせるようになりましょう。

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