「風評(ふうひょう)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「風評(ふうひょう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「風評」の意味をスッキリ理解!

風評(ふうひょう):うわさ、世間の評判

「風評」の意味を詳しく

「風評」は、「風」と「評」という2つの漢字から構成されています。

「風」は、ふう・かぜと読み、かぜ、かぜのたより・うわさという意味を持ちます。風評においてはかぜのたより・うわさという意味で用いられています。風がこの意味で用いられている熟語には、風聞(ふうぶん)、風説(ふうせつ)などがあります。

「評」は、ひょう・はかると読み、はかる、あげつらう、物事の善し悪しを判断するという意味を持ちます。風評では、物事の善し悪しを判断するという意味で用いられています。評が同じ意味で用いられている熟語には、評判、酷評(こくひょう)などがあります。

 

この2つの漢字の意味から、「風評」はうわさで物事の善し悪しをはかるという意味を表します。

風評とは、基本的に物事を批判的にとらえるうわさを表すため、使い方に気をつけましょう。

「評判」の使い方

  1. 風評に惑わされないよう、情報の取捨選択が必要だ。
  2. 風評被害を受けて、農作物の売れ行きが減少している。
  3. 風評リスクは企業の存亡に大きく関わる。

①の例文のように、「風評」は基本的にネガティブな内容の文章で用いられます。

②の例文で、「風評」は風評被害という複合語として用いられています。風評被害とは、根拠のないうわさなどにより経済的被害を受けることを表します。

③の例文で、「風評」は風評リスクという複合語として用いられています。風評リスクはレピュテーションリスクとも呼ばれ、否定的な評価により、企業などの評判が悪化するリスクのことを表します。風評はこのように複合語として用いられることが多くあります。

風評被害とは

東日本大震災における福島第一原発の事故以来よく耳にするようになった「風評被害」という言葉について解説します。

風評被害とは、根拠のないうわさによって、経済的被害を被る(こうむる)ことや非難を受ける対象とは別のものが攻撃されてしまうことなどを表します。

例としては、福島第一原発の事故により、福島の農作物などが放射能汚染を受けているとのうわさが広まり、福島産の食料品の購入が敬遠されたことなどが挙げられます。

 

しかし、このようにうわさを鵜吞み(うのみ)にし行動することは、他者に被害を及ぼすだけでなく自らにも危険も伴うため、自らで情報の取捨選択をするよう心掛けましょう。

「風評」の類義語

風評には以下のような類義語があります。

  • 評判(ひょうばん):世間でのうわさ
  • 風説(ふうせつ):世間のとりざた、うわさ
  • 世評(せひょう):世間の評判
  • 風聞(ふうぶん):うわさ、かぜのたより
  • 流言(りゅうげん):根拠のないうわさ

風説、風聞は風評と同じ意味で「風」の漢字が用いられています。

「風評」の英語訳

風評を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • reputation
    (風評)
  • rumor
    (うわさ)
  • reputational damage
    (風評被害)

reputational damageは、「風評」を用いる複合語として、良く用いられる風評被害の英語訳です。

まとめ

以上、この記事では「風評」について解説しました。

読み方風評(ふうひょう)
意味うわさ、世間の評判
類義語評判、風説、世評など
英語訳reputation(風評)

風評は、福島の原発事故以来、よく耳にするようになりました。

「風評」自体で見聞きすることよりも、「風評被害」や「風評リスク」などの複合語として用いられることの方が多いため、複合語もしっかりとおさえておきましょう。