「不敵(ふてき)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「不敵(ふてき)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・四字熟語についてわかりやすく解説します。

「不敵」の意味をスッキリ理解!

不敵(ふてき):敵を敵とも思わないこと、大胆でおそれを知らないこと、乱暴で無法なこと

「不敵」の意味を詳しく

「不敵」は「敵を敵とも思わないこと」「大胆でおそれを知らないこと」「乱暴で無法なこと」という意味です。

「不敵」を漢字の意味のまま解釈すると、「敵ではない」となります。つまり、敵を敵と思わない余裕のある態度を表します。

この態度のことを言い換えて、「大胆でおそれを知らないこと」となります。

 

さらに意味が転じて、「乱暴で無法なこと」となりました。「敵を敵とも思わないこと」「大胆でおそれを知らないこと」はプラスのイメージもマイナスなイメージもありませんが、この意味は「乱暴」という漢字が表すようにマイナスなイメージを持っています。

相手を貶めている文脈で使われる場合は「乱暴で無法なこと」を表す可能性が高いです。

「不敵」の使い方

  1. 追い詰めたはずの犯人は、不敵な笑みを浮かべて懐(ふところ)に手を伸ばした。
  2. 三年連続でチャンピオンに輝いた彼は、不敵さを持ってチャンピオンベルトを腰に巻いた。
  3. 彼女は目上の人がいる場でも不敵にふるまうため、みんなから疎まれている。

上記の例文のように、「不敵」は勝負の世界や人の性格を表すときに使われることが多いでしょう。

①の「不敵」は、「不敵な笑み」で「自信満々の表情をしていること、恐れを知らない顔つきをしていること」を表します。「不敵な笑み」はよく使われる表現です。

②は「大胆でおそれを知らないこと」という意味で「不敵」が使われています。「乱暴で無法なこと」とも解釈できますが、特に相手を貶めている文脈ではないため「大胆でおそれを知らないこと」としています。

③は「乱暴で無法なこと」という意味で「不敵」が用いられています。マイナスのイメージで使われている文脈であるため、この意味が当てはまります。

「不敵」の類義語

「不敵」には以下のような類義語があります。

  • 豪胆(ごうたん):度胸がすわっていてものに動じないこと、大胆に物事を処する態度
  • 豪放(ごうほう):度量が大きく、大胆で、細かいことにこだわらないこと
  • 無敵:非常に強くて敵対するものがないこと、対抗できるものがないこと

「不敵」を含む四字熟語

「不敵」を含む四字熟語を紹介します。

  • 大胆不敵:度胸があって物怖じしない様子
  • 衆寡不敵(しゅうかふてき):少数は多数には勝てないこと

以下で個別に解説します。

「大胆不敵」の意味を詳しく解説

「大胆」は「度胸があって物怖じしない様子」という意味です。「不敵」も「大胆でおそれを知らないこと」を表すため、「大胆不敵」は似た意味の熟語を重ねて意味を強調した四字熟語です。

行動や人物像に対して、恐れ知らずな様子をたとえる時に使われる言葉です。

「衆寡不敵」の意味を詳しく解説

「衆」は数が多いこと、「寡」は数が少ないことを表します。「不敵」は敵対できない、敵わないという意味です。戦争や勝負では、人数が多い方が有利であることから、「衆寡不敵」で「少数は多数には勝てないこと」を表します。

この言葉は、『三国志』の「魏志・張範伝」が由来だと言われています。

まとめ

以上、この記事では「不敵」について解説しました。

読み方不敵(ふてき)
意味敵を敵とも思わないこと、大胆でおそれを知らないこと、乱暴で無法なこと
類義語豪胆、豪放、無敵
四字熟語大胆不敵、衆寡不敵

「不敵」は自信を持った堂々とした態度を表すことができますが、乱暴で無法なことも表します。使うときはどちらのニュアンスで使用するかを明確にして、誤解を生まないようにしてください。