今回ご紹介する言葉は、ことわざの「左団扇(ひだりうちわ)で暮らす」です。
言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「左団扇で暮らす」をざっくり言うと……
読み方 | 左団扇(ひだりうちわ)で暮らす |
---|---|
意味 | 生活にゆとりを持ち、呑気に暮らすことのたとえ |
由来 | 利き手ではない手で団扇をあおぐことから |
類義語 | 左団扇、左団扇を使うなど |
対義語 | 粉骨砕身、骨身を削る、身を粉にするなど |
英語訳 | spend one’s days in ease and comfort(気楽で快適な日々を過ごす) |
このページの目次
「左団扇で暮らす」の意味をスッキリ理解!
左団扇(ひだりうちわ)で暮らす:生活にゆとりを持ち、呑気に暮らすことのたとえ
「左団扇で暮らす」の意味を詳しく
「左団扇で暮らす」とは、生活にゆとりを持ち、呑気に暮らすことを意味することわざです。苦労のない、のんびりとした生活を表します。
特に、健康で、金銭的・精神的な余裕があるような生活を指します。
使用頻度は低いですが、「左扇を使う」と言うこともできます。
また、「左団扇」と略すことも多いです。
「左団扇で暮らす」の使い方
- 彼は、若い頃こそ金銭的に苦労が絶えなかったが、35歳の時に宝くじが当選したらしい。それ以降は、左団扇で暮らしている。
- 今後成長しそうなベンチャー企業に投資をしよう。あわよくば、将来は左団扇で暮らすようになりたい。
- 左扇で暮らし始めて10年、なんだか人生に物足りなさを感じてきた。
「左団扇で暮らす」の由来
「左団扇で暮らす」の「左」は、「利き手ではない方の手」という意味です。つまり、このことわざは、「利き手は右手である」ということが前提となっています。
「左団扇で暮らす」を言い換えると、「利き手ではない方の手で、団扇であおぎながら暮らす」となります。これは、「両手を使って必死に働く必要がない生活」ということを暗に示しています。
「左団扇で暮らす」の類義語
「左団扇で暮らす」には以下のような類義語があります。
- 左団扇:「左団扇で暮らす」と同義
- 左団扇を使う:「左団扇で暮らす」と同義
「左団扇で暮らす」の対義語
「左団扇で暮らす」には以下のような対義語があります。
- 粉骨砕身(ふんこつさいしん):必死に働くこと
- 骨身を削る:体がやせ細るほど苦労し、努力すること
- 身を粉(こ)にする:苦労をいとわずに、力の限り働くこと
「左団扇で暮らす」の英語訳
「左団扇で暮らす」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- live comfortably
(快適に暮らす) - to live in ease and luxury
(気楽で豊かな生活をする) - spend one’s days in ease and comfort
(気楽で快適な日々を過ごす)
まとめ
以上、この記事では「左団扇で暮らす」について解説しました。
読み方 | 左団扇(ひだりうちわ)で暮らす |
---|---|
意味 | 生活にゆとりを持ち、呑気に暮らすことのたとえ |
由来 | 利き手ではない手で団扇をあおぐことから |
類義語 | 左団扇、左団扇を使うなど |
対義語 | 粉骨砕身、骨身を削る、身を粉にするなど |
英語訳 | spend one’s days in ease and comfort(気楽で快適な日々を過ごす) |
最近は扇風機やエアコンが以前より安価に買えるようになりました。そのため、団扇を使う機会は、昔に比べると減ってきました。
そのため、「左団扇で暮らす」は昔らしさを残したことわざであるといえるでしょう。