「ヘイト」の意味とは?使い方から英語や対義語や類語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ヘイト」です。

「ヘイト」の意味・使い方・語源・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。

☆「ヘイト」をざっくり言うと……

英語表記ヘイト(hate)
意味憎む、憎悪する
語源英語のhate
類義語アンチ、アゲインスト、ブーイングなど
対義語ファン、サポーターなど

「ヘイト」の意味をスッキリ理解!

ヘイト(hate):憎む、憎悪する

「ヘイト」の意味を詳しく

「ヘイト」は「憎む」「憎悪する」という意味のカタカナ語です。たとえば、嫌いな物や事があるとします。その嫌いという気持ちを「ヘイト」と呼びます。

他の分野では意味合いが異なるので詳しく見てみましょう。

ゲーム分野での意味

ゲーム分野では「敵対心」という意味で使います。特に敵キャラクターのプレイヤーに対する敵対心の事を指します。たとえば、敵のモンスターがこちらに向かって「憎い」と言いながら攻撃してくることがあります。

これを「ヘイト」と言います。ゲームによっては相手キャラクラーの「ヘイト」が高まっているほど攻撃性も増加したり、攻撃の標的になったりします。

音楽のラップでの意味

音楽のラップでは「嫌」「嫌い」という意味です。ラップは音楽なので、当然人によって好き嫌いはあります。ラップが好きでも「この曲は好きだけど、あの曲は嫌い」ということもあります。

場合によっては「あのラッパーは嫌い」ということもあります。その気持ちを「ヘイト」と言います。また、「ヘイト」の感情を剥き出しにしている人の事を「ヘイター」と言います。

「ヘイト」の使い方

  1. ヘイトスピーチを禁止する条例が制定された。
  2. 海外で日本人に対するヘイトクライムが増加している。
  3. 反論かと思ったが、ただのヘイトだった。

「ヘイト」を使うのはニュースや時事問題に関する場面が多いです。①の例文の「ヘイトスピーチ」は「人種や民族、容姿などに関して攻撃的や差別的な発言をする」という意味です。

たとえば、現在、日本国内では外国人の労働者が増加していて、彼らに対する「ヘイトスピーチ」が問題になっています。

 

②の例文の「ヘイトクライム」は「ヘイトスピーチ」に似ています。「人種や民族、容姿などに対しての偏見や憎悪が原因で起こる犯罪」です。「ヘイトクライム」の中のひとつが「ヘイトスピーチ」です。

「ヘイトクライム」は「ヘイトスピーチ」より過激で暴行や殺人など実害を被るのが一般的です。たとえば、ヨーロッパなどでアジア人という理由だけで暴行を受けることなどがあります。

 

③の例文は「きちんとした根拠のある反論ではなく、感情的で差別的な内容だった」という意味です。

「ヘイト」の語源

「ヘイト」の語源は英語のhateです。意味は「憎む」「ひどく嫌う」です。

ちなみに「アパルヘイト」という単語はhateが語源ではありません。apartheidという、オランダ語とアフリカの現地語が融合したアフリカーンス語が語源です。

「ヘイト」の類義語

「ヘイト」には以下のような類義語があります。

アンチ

「アンチ」は「反対」「反対する人」という意味です。たとえば、ネット上で有名人を叩く人がいます。それを「アンチ」と言います。

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アゲインスト

「アゲインスト」は「反対」という意味です。あまり使用頻度は高くありません。たとえば、ゴルフで向かい風のことを「アゲインスト」と言います。

ブーイング

「ブーイング」は「不満の声を上げる」という意味です。たとえば、スポーツなどで好ましくないプレイがあった時、観客が「ブー」と声を上げることです。

「ヘイト」の対義語

「ヘイト」には以下のような対義語があります。

ファン

「ファン」は「応援する人」という意味です。「アンチ」と反対でいつも好意的なメッセージや応援をしてくる人です。

サポーター

「サポーター」は「支持者」という意味です。たとえば、イベントなどでも、そのイベントをスタッフ業務などをして支える人を「サポーター」と言います。

まとめ

以上、この記事では「ヘイト」について解説しました。

英語表記ヘイト(hate)
意味憎む、憎悪する
語源英語のhate
類義語アンチ、アゲインスト、ブーイングなど
対義語ファン、サポーターなど

「ヘイト」は日常生活でもよく使う単語です。やはり、意味が分からないと困る時もあります。

ぜひ、この記事を参考にして「ヘイト」の意味や使い方を覚えましょう。