四字熟語「波瀾万丈(はらんばんじょう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「波乱万丈(はらんばんじょう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

スポンサードリンク

「波乱万丈」の意味をスッキリ理解!

波乱万丈(はらんばんじょう):変化が激しい様子

「波乱万丈」の意味を詳しく

「波乱万丈」とは、長い人生の中でいろいろな苦労や苦行を乗り越えながら、変化の激しい人生を過ごす様子のことです。「波乱万丈」の漢字に注目すると、最初に「波」という漢字があります。これは海の波のことです。その次に「乱」という漢字があります。

この漢字は、整っておらずぐちゃぐちゃに乱れている様子を表しています。

 

つまり、「波乱」は波がさざ波ではなく、天候が荒れて雷雨のときのように大波が起こっている様子を表しています。そして、「万」はとてつもなく大きい数のことです。ここまでで、大波がとても多く起こっているという意味になります。

最後に「丈」という漢字が来ます。この漢字は丈夫という熟語の一部としても使われますし、大丈夫と口語で使うことがありますよね。ここでの意味も似ています。何事もなくしっかりしているという意味です。

これらの4つの漢字の意味を合わせると、「変化が激しい様子」という意味になるのです。

 

「波乱万丈」は「人生」という単語や、「生き方」とともによく使われます。例えば、「波乱万丈の人生」などです。人生は、生まれてから死ぬまで様々なライフイベントがあります。大学への入学や結婚、そして就職などです。

多くの人がこれらのイベントを経験することになりますが、大きな人生の節目になるようなイベントを経験したからと言って、誰もが「波乱万丈」と呼ぶことのできる人生を送っているとは言えません。

「波乱万丈」の意味で重要なのは、その重大なイベントがどれだけその人の人生を左右したかどうかなのです。だから「波乱万丈」な人生は、起こりうるイベントのスケールが異なります。

 

ある人物の人生を基に考えてみましょう。例えば、東京の港区で生まれ育ち、両親の稼ぎも良いので、小さい頃からお金に不自由せず贅沢に暮らしていた人がいるとします。

しかし、その人が中学生のときに、両親の会社が倒産して、両親ともに借金まみれになった挙げ句、両親は離婚したとしましょう。

その後、高校卒業する頃に、渋谷の路上でスカウトされ、トントン拍子で芸能界デビューします。両親の借金を返すことができ、子供の頃よりも贅沢な暮らしになりました。人気絶頂の時に、結婚しましたが、詐欺に引っかかって自分の資産を全て奪われてしまいました。

それからアルバイトの生活をして、資金を貯めて10年ほどかけて自分で起業します。そこでまたようやく、少し贅沢な暮らしができるようになりました。この人の人生のように、人生を左右するような出来事が次々に経験することを「波乱万丈」と表現することができるのです。

スポンサードリンク

「波乱万丈」の使い方

  1. 波乱万丈の人生を歩む。
  2. このドラマは波乱万丈の物語だ。
  3. 日本国の歴史は波乱万丈である。

①は、「波乱万丈」の意味の解説で取り上げた、「波乱万丈の人生」というフレーズを使った例文です。「波乱万丈の人生」を「歩む」だけではなく、「生きる」や「過ごす」といった使い方もあるので覚えておくと役に立ちます。

この例文がよく出てくるのは、紹介文です。よくテレビなど、その人の人生の特集が組まれているときにナレーションの一部として出てくるので、聞いたことがある方も多いかもしれません。

ナレーションまで大がかりなものではなくても、ちょっとした自己紹介のときに、この例文は役に立つでしょう。

 

②は、「波乱万丈」は人の人生だけではなく、物語や小説などにも応用できることを示した例文です。この例文では、変化の激しいドラマのことを指しています。

物語には起承転結の展開が重要であると一般的には言われますが、その展開が平凡なものではなく、変化が激しいとき「波乱万丈」だと言えます。一度この用法で、使ってみると良いでしょう。

 

③は、日本の歴史を表現した例文です。特に日本の歴史の中でも、江戸幕府の最後や明治維新にかけては「波乱万丈」の時代だったと有名です。

日本が今までお手本としてきた中国が植民地となり、日本はどん底に突き落とされます。

そこから改革を行って、東洋を代表するようなたくましい大日本帝国となりました。1世紀の間に「波乱万丈」の歴史を経験したわけですね。歴史とともに、この例文を参考にしてみてください。

「波乱万丈」の類義語

「波乱万丈」には以下のような類義語があります。

  • 紆余曲折:様々な変化があること

「紆余曲折」は、今までに多様な経験をしてきたことを意味しています。つまり、何の変化もない状態が続いていたのではなく、様々な出来事を経てきたことを表しています。この点が、「波乱万丈」の「変化が激しい様子」という意味と共通していますね。

様々なことを経験してきたから、現在があるのですね。多くの場合では、苦労話をするときに「紆余曲折」を使います。

ただし、「紆余曲折」は「波乱万丈」と使い方が少し異なります。「波乱万丈」は、「波乱万丈の人生」などと、名詞を修飾するような使い方をします。一方「紆余曲折」は、「紆余曲折があった」など、直接動詞を伴う場合が多いです。

このポイントを抑えておくと、自然な日本語になります。

スポンサードリンク

「波乱万丈」の英語訳

「波乱万丈」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Full of ups and downs
    (変化や起伏が激しいこと)

upsとdownsが複数形になっていることにも注目ですね。その人の幸せな時間と不幸な時間が何回もあったということです。

また、英語訳の場合だけ、特殊的に使われるというような場面はありません。やはり、小説や自分の人生を紹介するときにこの英語のフレーズを使うと英語の表現力も豊かになります。

覚えて英作文の問題や、文章を描くときに使ってみると、豊富な語彙力をアピールできますよ。

まとめ

以上、この記事では「波乱万丈」について解説しました。

読み方波乱万丈(はらんばんじょう)
意味変化が激しい様子
類義語紆余曲折など
英語訳Full of ups and downs(変化や起伏が激しいこと)

「波乱万丈」は、日常生活で使用されることも多いので、比較的馴染みが深い人が多いのではないでしょうか。しかしながら、意味を聞かれてもきちんと答えられなくて、何となく使っているという人もいますよね。

日本人なら使い方もこのような四字熟語の意味もしっかり理解しておくことも大切です。この記事で、使い方と意味をしっかりと学習して、深い知識を持った人になりましょう。

スポンサードリンク