「花より団子」の意味とは?使い方から英語や対義語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「花より団子(はなよりだんご)」です。

言葉の意味・使い方・例文・類義語・対義語・英語訳ついてわかりやすく解説します。

☆「花より団子」をざっくり言うと……

読み方花より団子(はなよりだんご)
意味花を見ているよりも、団子を食べたほうが良いということ
類義語色気より食い気、名を捨てて実を取る、見栄張るより頬張れなど
対義語馬子にも衣装
英語訳Bread is better than the songs of birds.(小鳥のさえずりよりも、パンの方が良い)

「花より団子」の意味をスッキリ理解!

花より団子(はなよりだんご):見た目の美しさや風流よりも現実的な利益を選ぶことのたとえ

「花より団子」の意味を詳しく


「花より団子」とは、花を見るよりも、団子を食べる方が良いということです。

見た目の美しさや風流よりも現実的な利益を選ぶことのたとえとして使用されます。

また、上品さやおもむきが分からないことのたとえとしても使われます。

「花より団子」の使い方

典型的には、「花」と「食べ物」が同時に存在する花見のような場において、使用します。また、美術・音楽などの芸術の良さが分からない場合にも使うことができます。

他人を「花より団子」と表現する場合は、美しさ・風流が分からないことをバカにするような意味合いになります。

そのため、目上の人に対しては、あまり使わない方が良いでしょう。

また、自分を「花より団子」と表現する場合には、自分の美的感覚を謙遜する際に使用します。

「花より団子」の例文

  • 彼女は、最初こそ花を見ていたものの、10分後にはひたすらお弁当を食べていた。すがすがしいほどに花より団子だ。
  • 私は花より団子だから、ネックレスよりも、食べ物の方がうれしい。
  • いくら花より団子と言っていても、結局花を貰ったら嬉しい。

「花より団子」の類義語

「花より団子」には以下のような類義語があります。

  • 一中節(いっちゅうぶし)よりかつお節
  • 色気より食い気
  • 酒なくて何の己(おのれ)が桜かな
  • 名を捨てて実(じつ)を取る
  • 挨拶より円札(えんさつ)
  • 花の下より鼻の下
  • 詩を作るより田を作れ
  • 見栄張るより頬張れ

「花より団子」の対義語

「花より団子」には以下のような対義語があります。

「馬子にも衣装」は、外見の重要性を表しています。その意味で、外見的な美しさを軽視する「花より団子」の対義語であるといえます。

「花より団子」の英語訳

「花より団子」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Bread is better than the songs of birds.
    (小鳥のさえずりよりも、パンの方が良い。)
  • Pudding before praise.
    (賞賛の前にプディング。)

まとめ

以上、この記事では「花より団子」について解説しました。

読み方花より団子(はなよりだんご)
意味花を見ているよりも、団子を食べたほうが良いということ
類義語色気より食い気、名を捨てて実を取る、見栄張るより頬張れなど
対義語馬子にも衣装
英語訳Bread is better than the songs of birds.(小鳥のさえずりよりも、パンの方が良い)

団子は、一年中、場所を問わず楽しむことができます。しかし、花は見ることができる時期や場所が限られています。

団子だけでなく、花も楽しめるといいですね。