「ご時世(ごじせい)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、「ご時世(ごじせい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「ご時世」の意味をスッキリ理解!

ご時世(ごじせい):最近の世の中、時代

「ご時世」の意味を詳しく


「ご時世」とは、時が経つにつれて変化する世の中、最近の時代を表す言葉です。

「このご時世だから」と言うと、時代を理由とした暗黙の了解というニュアンスを表すこともあります。この場合、暗くて重々しいネガティブな言葉として使用されるのが一般的です。

 

「ご時世」は、「時代」を意味する「時世」に、接頭語の「御(ご、お)」が付いた表現になります。
接頭語の「御(ご、お)」が付くのには以下のような理由があります。

  1. 大きな外界の概念や他人が関わる事柄について、敬いを持たせるため
  2. どうにもならないものに対して皮肉をこめている
①の理由から、「御天気(おてんき)」「御国(おくに)」「御免(ごめん)」などにも接頭語の「御(ご、お)」が付きます。また、②の具体例としては「御託(ごたく)」「御前(おまえ)」などの言葉もこれに該当します。

「時世」は「ときよ」と読む場合もありますが、「ご時世」とした場合は必ず「ごじせい」と読みます。

「ご時世」の使い方

例文
  1. 今のご時世、夫婦ともに育児や家事を行うのは当たり前だ。
  2. こんなご時世だし、芸能人の不倫なんてよくある話だよ。
  3. 将来有望な若者が、就職できないなんて世知辛いご時世だ。
①の例文は、「最近の時代」という意味で使われており、最も基本的な例文だと言えます。

②の例文は、「暗黙の了解」という意味で使われており、「芸能人の不倫なんてよくあることなのは、言わなくても分かるだろ」という例文です。

また、③のように「~ご時世」という言い回しはよく使用されます。いくつかご紹介します。

  • 世知辛いご時世:暮らしにくい時代
  • いやなご時世:望ましくない時代
  • 暗いご時世:先行きが不安な時代
  • ありがたいご時世:稀で素晴らしい時代
これらは、世界や国全体の景気や政治、あり方そのものを評価する際にl使う表現になります。

「ご時世」の類義語

「ご時世」には以下のような類義語があります。

  • 時勢:移り変わる時代の様子
  • 世の中:人々が関わりあって生活していく世
  • この世:今現在の世の中
  • この世界:人々が生活している場所
  • 時代:現在の世の中
  • 年代:時の流れを経ている年月
  • 社会:人々が生活を送っている世の中
  • 有り様:ある物事の状況
  • 風潮:時代の移り変わりによって変化する世の中
  • 世情:社会の有り様
  • 世間:人々が生活している世の中

「ご時世」と「時勢」の違い

「ご時世」と「時勢」、読み方や感じが似ているため、よく混同されて使われます。しかし、「ご時世」と「時勢」には以下のような違いがあります。

  • ご時世:最近の世の中
  • 時勢:移り変わる時代の様子/li>
「ご時世」と「時勢」は、「世の中の様子」という意味は共通していますが、「時勢」には「世の中の変化の動き」というニュアンスがあります。

「世の中のこと」なら「ご時世」、「世の中の流れや世相」のことなら「時勢」と覚えておきましょう。

「ご時世」の英語訳

「ご時世」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • In this time
    (最近、ご時世)
  • In this world
    (最近、世の中)
「ご時世」を英訳する場合には、“In this time” “In this world” などを使用します。また「時勢」を英訳したい場合は、 “move with the times” などを用いるといいでしょう。

まとめ

以上、この記事では「ご時世」について解説しました。

読み方ご時世(ごじせい)
意味最近の世の中、時代
類義語世相、有り様、時勢など
英語訳In this world(最近、ご時世)

「ご時世」は、丁寧語として日常生活でもよく使用する言葉です。また、類義語が多いため、それぞれのニュアンスの違いをしっかり確認しておきましょう。