「豪華絢爛」の意味とは?使い方から英語や類語・対義語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「豪華絢爛(ごうかけんらん)」です。

言葉の意味、使い方、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「豪華絢爛」をざっくり言うと……

読み方豪華絢爛(ごうかけんらん)
意味目が眩むほど美しく、贅沢で華やかであること。
類義語美麗荘厳、絢爛華麗、綾羅錦繍など
対義語閑古素朴、天真爛漫、天衣無縫など
英語訳“excellently luxurious” (豪華絢爛な), “magnificent” (壮大で素晴らしい), “splendid” (華麗な)など

「豪華絢爛」の意味をスッキリ理解!

豪華絢爛(ごうかけんらん):目が眩むほど美しく、贅沢で華やかであること。

「豪華絢爛」の意味を詳しく

「豪華」は「贅沢で華やかな様子」を、「絢爛」は「きらびやかでとても美しい様子」をそれぞれ表すことから、「豪華絢爛」は「眩しいほどに美しく、また贅沢であり華やかである様子」を表す四字熟語です。

その成り立ちからも分かるように、美しさや華やかさを褒める際の最上級の表現です。普段生活している中ではなかなか「豪華絢爛」なものに出会うことはありません。あえて例を挙げるなら結婚式の様子などは「豪華絢爛」だと表現できますね。

「豪華絢爛」の使い方

先に挙げた結婚式の例のように、「豪華絢爛」を使う場合は普段あまりお目にかかれない「非日常」なものに対して使うことが多いです。以下に、いくつか例文を挙げてみます。

  1. あの資産家の結婚式は、まさしく豪華絢爛なものであった。
  2. イギリスのウエストミンスター宮殿は王家の権威を象徴するものとして、豪華絢爛な装飾が施されている。
  3. 年末には多くの有名人が一堂に会する豪華絢爛なテレビ番組が放送予定だ。

①②の例文では装飾や様子の華やかさを表しており、③の例文では集合するメンバーの豪華さを表現しています。このように「豪華絢爛」は、普段の生活とは一線を画する特別な儀式やイベントに対して用いられることが多いです。

逆に、日常のちょっとしたことの美しさを形容する際に「豪華絢爛」を使ってしまうと、表現を誇張(こちょう)しているような違和感を相手に与えてしまうことがあるため注意しましょう。

「豪華絢爛」の類義語

豪華絢爛には以下のような類義語があります。

  • 美麗荘厳(びれいそうごん):非常に美しく、また立派であること。
  • 絢爛華麗(けんらんかれい):美しく、煌びやかであること。
  • 綾羅錦繍(りょうらきんしゅう):刺繍を施した美しい衣服のこと。また、美しく華やかに着飾ること。
  • 華麗奔放(かれいほんぽう):華やかであり、思うままに行動すること。

「豪華絢爛」は様々な類義語がありますが、全てに共通しているのは「美しく、煌びやかな様子」を表しているということです。

また、「豪華絢爛」の類義語として、熟語の順番を入れ替えた「絢爛豪華」という四字熟語が存在します。意味は「豪華絢爛」とほぼ同じですから、合わせて頭の片隅に置いておくと良いでしょう。

「豪華絢爛」の対義語

豪華絢爛には以下のような対義語があります。

ニュアンスはそれぞれの四字熟語ごとに異なりますが、どの四字熟語にも「飾り気が無く、ありのままの姿である」という意味が含まれています。

華麗で美しいことも良いですが、その対義語を見てみると素朴で純真な様子も大切なことだと思えてきます。その証拠に対義語一覧に載せた四字熟語は学校の校訓や自分をPRする際に使われるものが多いです。

「天衣無縫」や「質実剛健」な姿勢も持ち合わせておきたいものですね。

「豪華絢爛」の英語訳

豪華絢爛を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • excellently luxurious
    (豪華絢爛な)
  • magmificent
    (壮大で素晴らしい)
  • splendid
    (華麗な)

上記の3つの表現全てが、華麗さや美しさを賞賛する際の最上級に近い表現です。

まとめ

以上、この記事では「豪華絢爛」について解説しました。

読み方豪華絢爛(ごうかけんらん)
意味目が眩むほど美しく、贅沢で華やかであること。
類義語美麗荘厳、絢爛華麗、綾羅錦繍など
対義語閑古素朴、天真爛漫、天衣無縫など
英語訳“excellently luxurious” (豪華絢爛な), “magnificent” (壮大で素晴らしい), “splendid” (華麗な)など

華やかで煌びやかな生活は人々の羨望の的となりますが、華やかならば良いというわけではありません。望めばどんなものでも手に入るこの時代だからこそ、基本に立ち返り素朴で穏やかな暮らしをしてみるのも良いかもしれません。