「ググれカス」の意味とは？元ネタや偉人についてわかりやすく解説！

ググれカスとは「それくらいのことは自分でググってくれ、カス野郎」という意味です。

SNSを頻繁に使う人などは、リプライ欄などで「ググれカス」と書かれているのを目にしたことがあるのではないでしょうか。

「カス」という言葉が含まれていることから、馬鹿にされていることはなんとなくわかるかもしれませんが、何を馬鹿にしているのか分かりにくいですよね。

ここでは、「ググれカス」の意味・「ググる」ときのコツ」・使い方・関連語についてわかりやすく解説します。

☆「ググれカス」をざっくり言うと……

「ググれカス」の意味

ググれカスとは、「それくらいのことは自分でググれカス」という意味の言葉です。

「ググレカス」「ggrks」と表記されることもあります。

「ググれ」とはネット用語「ググる」の命令形で、「調べたいことがあった際に、Googleなどの検索エンジンを用いて自分が求める情報を探すこと」を指す言葉です。

「ググる」の「ググ」はGoogleのことですが、それ以外のインターネット上のサイトを使って調べものをする場合でも、「ググる」という表現を使うことがあります。

一般的に、この言葉はインターネット上の電子掲示板などでよく使われます。

調べれば簡単に出てくるような内容を質問している人に対し、その人を軽蔑する目的で「ググれカス」という表現は使用されます。

また、日常生活においても、仕事中など非常に忙しいときに、ちょっとしたことを質問されたりすると「ググれカス」という感情を抱く人もいます。

この言葉は相手を傷つける良くない言葉のため、日常生活で直接使われることは多くありません。

しかし、言われた際には「今話しかけないで！」というニュアンスが込められているのだと思うようにしましょう。

「ググれカス」の使い方

「ググれカス」は、簡単なことを調べてもないのに聞いてくる相手に対して用います。

このように、「ググれカス」を使う際には、怒っていることが多いです。

「ググれカス」の関連語

ググれカスに関連する言葉としては、以下のようなものがあります。

この言葉の意味について、以下で詳しく説明します。

「半年ROMってろ」とは

「半年ROMってろ」は、「しばらく書き込みをせずに黙っていろ」という意味を持つ言葉です。

この言葉も「ググれカス」と同じように、ネット掲示板で相手に対して使う暴言の一種です。

この表現内に出てくる「ROM」とは、「Read only memory」の略であり、意訳すると「読むだけにしろ」となります。

また、この言葉には相手に対し、「空気を読んで発言してください」という意図も込められています。

「ヤフれカス」とは

「ヤフれカス」とは、「Yahooで検索しろ」という意味の言葉です。

「ググれカス」と同じく、調べれば簡単に出てくるような内容を質問している人に対し、その人を軽蔑する目的で使われる言葉です。

「ググれカス」が人気になったことで作られた言葉であり、「ググれカス」と比べるとあまり使われていません。

「ウプれカス」とは

「ウプれカス」とは、「画像をアップロードしろ」という意味の言葉です。

ネット上では、画像をアップロードすることを、「うp」と呼びます。

そこから派生して、自分が欲しい画像をアップロードしてほしい際に、「ウプれカス」と使われるようになりました。

「タグれカス」とは

「ググれカス」は「Instagramのタグ検索で調べろ」という意味です。

Instagramではタグ検索を使って、自分が見たい画像や動画を探すことができます。

この機能を使わずに質問してきた人に用いるのが「タグれカス」なのです。

「ktkr」とは

「ktkr」とは、期待された物事が達成された際に使われる表現です。

「ktkr」は、「キタコレ」の頭文字をとった表現です。

「キタコレ」は、待ちに待っていた事態が現実に訪れたことのうれしさを表しており、ネットスラングとして使われています。

「教えて君」とは

「教えて君」とは、インターネット上で、自分で調べようとせず、人からいろいろと教えてもらおうとする人のことを指す言葉です。

この言葉は「ググれカス」と同じような意味を持ちます。

「ググれカス」が尋ねてくる行為への返答であるのに対し、「教えて君」はその行為を行う人自体を指す言葉となっています。

「ググる」ときのコツ

それでは、実際に「ググれカス」と言われた際には、どのように対応すれば良いのでしょうか。

「ググれカス」は人を侮辱する言葉です。

そのため、「ググれカス」と言われても、自分を責める必要はありません。

しかし、調べればすぐにわかるようなことを相手に聞いてばかりいるのもよくありません。

また、実際に調べるときに打つキーワードにも、自分が欲しい情報を得るためのコツがあります。

こうした情報の得方について、具体的な例を2つご紹介します。

例①：「〇〇　とは」「〇〇　wiki」「〇〇　何」などで調べる

これは、自分で調べたいものについての前提知識が何もないときに有効な調べ方です。

自分が調べたいキーワードの後に「とは」や「何」とつけることによって、調べたいものがそもそもどんなものなのかについて解説しているサイトだけを優先的に取り出すことができるようになります。

例②：キーワードだけを入力し、サジェストを使用する

検索エンジンとしてGoogleを使用している場合には、サジェスト機能という、キーワードを入力すると自動的にそのワードに続く候補が表示される機能が備わっています。

ここに表示されるワードは多くの人が調べているワードのため、ここに出てくるものを全て調べることで、とそのワードについての基本的な知識は習得することができます。

偉人としての設定

「ググれカス」は、語感がまるでヨーロッパの偉人のように聞こえることから、ネット上でググレカスという架空の偉人が作られました。

彼は、ローマ時代の思想家という設定になっており、以下のようなアスキーアートも存在しています。

「ググれカス」のまとめ

以上、この記事では「ググれカス」について解説しました。

このように、「ググれカス」とはインターネットの電子掲示板などでよく使われる、暴言の一種です。

「ggrks」などと短縮されて使われることも多いため、一見すると意味が分かりませんが、このように攻撃的な意味をもっています。

もちろん聞いた相手がいい印象をもつことは少ないため、基本的には使わないようにしましょう。