四字熟語「不即不離(ふそくふり)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「不即不離(ふそくふり)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「不即不離」の意味をスッキリ理解!

不即不離(ふそくふり):二つのものがつかず離れずちょうどいい関係であること

「不即不離」の意味を詳しく

「不即不離」は「二つのものの関係が強く結びつきもせず、また離れすぎてもいない状態のこと」を表す四字熟語です。

 

「即」は「すぐに」という使われ方の他に「ぴったりとつく」という意味があります。「離」は、「離れる」という意味です。

「不即」で「くっつき過ぎない」、「不離」で「離れ過ぎない」、この二つを組み合わせて「釣り合いが保たれたちょうどいい関係」であることを示しています。

 

また二つのものの関係を意味するだけでなく、どちらにも偏っていない、つまり、心が決まっていない曖昧な心情を表す言葉でもあります。

ちなみに、「つかずはなれず」を漢字で表記すると「即かず離れず」となります。

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「不即不離」の使い方

  1. 裁判官は弁護士や検事と不即不離な立場でいなければならない。
  2. 自分とうまく関係が築けない人を嫌うのではなく、不即不離な関係でいるべきだ。
  3. 仕事の時間とプライベートの時間は、不即不離でちょうどいい関係を保つべきである。
  4. 不即不離な距離感でいる方が、気楽に過ごすことが出来る時もある。

「不即不離」は、「ーな関係、ーな距離」の形で使われることが多いです。不即不離な関係にあるものたちが互いにとってプラスな関係にあるときに使いましょう。

「不即不離」の由来

「不即不離」が『円覚経』に記されたとされています。

不即不離はもともと仏教の言葉で、「迷いと悟りの関係性」をあらわす時などに使われていました。「迷い」と「悟り」は相反する言葉のように見えますが、まったく異なるものではなく、「迷い」があるから「悟り」があるという複雑な関係があります。

この矛盾した関係を示した四字熟語として、「不即不離」が『円覚経』に記されたとされています。

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「不即不離」の類義語

不即不離には以下のような類義語があります。

  • 不偏不党(ふへんふとう):いずれの党派にも加わらず公立中正な立場であること

「不即不離」の英語訳

不即不離を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • neutral
    (中性)
  • noncommittal
    (曖昧)

使われる頻度が高いのは「noncommittal」で、英語で「不即不離な関係」と言う時には “noncommittal relationship” となります。

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まとめ

以上、この記事では「不即不離」について解説しました。

読み方 不即不離(ふそくふり)
意味 二つのものがつかず離れずちょうどいい関係であること
由来 「円覚経」
類義語 不偏不党など
英語訳 noncommittal(曖昧)

「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、いくら仲の良い間柄でも、相手のパーソナルスペースをわきまえて接することが大切です。

また、一つの考えに固着して、他の意見を全く受け入れないことは良くありません。何事においても「不即不離」を意識することが、より過ごしやすくなる方法です。

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