「不謹慎(ふきんしん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「不謹慎(ふきんしん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

 

スポンサードリンク

「不謹慎」の意味をスッキリ理解!

不謹慎(ふきんしん)不注意でつつしみに欠けたさま

「不謹慎」の意味を詳しく

「不謹慎」とは、「不注意でつつしみに欠けている」という意味です。

 

この「不謹慎」は、「」と「謹慎」という2つの部分で構成されています。

まず「」とは、「~しない」「~でない」などの否定を表す語として用いられます。次に「謹慎」とは、「言動をつつしむ」「外出を控える」という意味です。

この「謹慎」ですが、「謹」「慎」ともに、訓読みで「つつしむ」と読みます。ともに「過度な行動をしない」という意味があります。

 

つまり、「不謹慎」には、過度な行動をしてしまうというニュアンスが含まれており、言動をつつしまないという意味になります。

「謹慎」は、江戸時代、上級の武士や公家に退位する処罰として用いられた「慎み」が語源です。この処罰は、門戸を閉じて昼間の出入りを禁じたものです。このことから、外出を控えることも「謹慎」と呼ぶようになりました。
スポンサードリンク

「不謹慎」の使い方

  1. 葬式の時に、赤い服で来るのは不謹慎だ。
  2. 被災者のことを馬鹿にするような発言は、不謹慎である。
  3. その市長は、不謹慎な演説をして市民を怒らせた。

上記の例文のように、「不謹慎」は災害時・不幸なこと・事件などが起きたと際、気遣いの足りない振る舞いをした時に使われることが多くあります。

 

近年では、インターネットの普及によりSNSなどで誰でも情報を発信できる時代となりました。しかしその反面、不謹慎な発言をする人が多く存在するのも事実です。

たとえば、震災の被災者の気持ちを考え寄り添ってあげなくてはいけない時、軽率な言動で被災者を挑発するようなことが「不謹慎」であると言えます。

実際、東日本大震災直後では、バラエティー番組やドラマなどを流すことは不謹慎であるという理由から、テレビ局が自粛する傾向にありました。

「不謹慎」の類義語

不謹慎には以下のような類義語があります。

  • 不行き届き(ふゆきとどき):注意が行き届いていないこと
  • 無用心、不用心(ぶようじん):用心が足りないこと
  • 不用意(ふようい):注意・配慮の足りないこと
  • 無分別(むふんべつ):思慮がないこと
  • 軽率(けいそつ):かるはずみなさま
スポンサードリンク

「不謹慎」の対義語

不謹慎には以下のような対義語があります。

  • 謹慎:言動をつつしむこと
  • 謙虚:控えめでつつましいやかなさま
  • 遠慮:他人に対して、控えめにふるまうこと

「不謹慎」の英語訳

不謹慎を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • inconsiderate
    (思いやりのない、分別のない、軽率な)
  • imprudence
    (軽率、無分別)
  • indiscretion
    (不謹慎な行動、無分別、軽率な行動)
例文
  • She is inconsiderate of other’s feelings.
    (彼女は他人の気持ちに対して思いやりがない。)
  • He regretted his imprudence.
    (彼は自分の軽率さを後悔した。)
  • youthful indiscretions
    (若気の過ち)
スポンサードリンク

まとめ

以上、この記事では「不謹慎」について解説しました。

読み方不謹慎(ふきんしん)
意味不注意でつつしみに欠けていること
類義語不行き届き、無用心、不用意、無分別、軽率など
対義語謹慎、謙虚、遠慮など
英語訳inconsiderate(思いやりのない)、imprudence(軽率)、indiscretion(不謹慎な行動)

「つつしむこと」を打ち消す言葉が「不謹慎」です。「不謹慎」な言動で相手を不快にさせるようなことは、つつしみましょう。

スポンサードリンク