今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「エグゼクティブ」です。
「エグゼクティブ」の意味・使い方・語源・類義語・「エグゼクティブ」から始まる言葉についてわかりやすく解説します。
☆「エグゼクティブ」をざっくり言うと……
英語表記 | エグゼクティブ(executive) |
---|---|
意味 | 企業の運営にかかわる上級の管理職や幹部のこと |
語源 | 英語 “executive” |
類義語 | 重役、常務取締役など |
このページの目次
「エグゼクティブ」の意味をスッキリ理解!
「エグゼクティブ」の意味を詳しく
「エグゼクティブ」とは、企業の運営・管理を行うような高い位に就く人を指す言葉です。「エグゼクティヴ」や「エグゼ」と呼ぶこともあります。
エグゼクティブという言葉には明確な基準が定められてはいません。そのため、どの位以上の人のことをエグゼクティブと呼ぶのかについては個人差があります。
しかし、一般的には最高経営責任者や最高執行責任者といった、会社の経営に直接影響を与えるような人物を指して使われることが多いです。
「CEO」はチーフ・エグゼクティブ・オフィサー(Chief Executive Officer)の略です。
また、「スーパーエグゼクティブ」という呼び方もあります。これは、階級がエグゼクティブよりもさらに高い人物を表します。企業の会長レベルの人物を指す際に使用されることが多いです。
「エグゼクティブ」の使い方
- 30代のうちに会社のエグゼクティブになれるよう、一生懸命仕事に取り組もう。
- 今後の会社の方針について、エグゼクティブ達による話し合いが行われた。
上の例文のように、エグゼクティブは会社の運営に携わるような役職が高い人物を指す際に使われます。
「エグゼクティブ」の語源
エグゼクティブの語源は英語の “executive” です。 “executive”には「実行力がある」や「執行部の」という意味があります。
これらの意味から派生し、実行力のある人物である「管理職」や「役員」を指す言葉となりました。
「エグゼクティブ」の類義語
エグゼクティブには以下のような類義語があります。
- 重役:会社の主要な役員・責任の重い地位
- 常務取締役:株式会社の取締役の中で、社長を補佐し日常業務を担当する係のこと
- 役員:会社・団体の幹部職員
- VIP:とても重要な人
- プライオリティ:何かを優先すること・優先順位
上記三つは、エグゼクティブと呼ばれる可能性がある役職を表しています。
また、VIPは、略さずに書くと “very important person”の略で、英語の文字通り「とても重要な人物」という意味です。国家的に重要な人物や特別な待遇を受ける人という意味合いで使われます。
読み方は「ブイ・アイ・ピー」または「ビップ」です。具体的な使い方としては「VIP待遇」「VIP席」などがあります。
プライオリティは、「優先順位」を表す英語です。「プライオリティを決めてから業務にとりかかる」「その仕事はプライオリティが低い」など、ビジネスシーンにおいてよく使われます。
「エグゼクティブ」から始まる言葉
エグゼクティブは、後ろに名詞をつけて「エグゼクティブ〇〇」の形で使われることが多くあります。ここでは、以下の「エグゼクティブ」から始まる言葉について詳しく解説します。
- エグゼクティブサマリー:事業計画書において特に重要なポイントを要約したもの
- エグゼクティブシート:ゆったりと足を延ばしてリラックスすることができるシート
- エグゼクティブパーティー:男性または男女に参加制限が敷かれている婚活パーティー
「エグゼクティブサマリー」とは、会社の事業計画書において、特に重要なポイントを抜き出してまとめたもののことです。ビジネスプランを提案する際に最も読まれる個所であり、最重要ポイントとなっています。
飛行機や映画館などで座席が広く、ゆったりと足を延ばしてリラックスすることができるシートのことを「エグゼクティブシート」と呼ぶことがあります。普通の座席より高価ですが、その分快適な時間を堪能できます。
「エグゼクティブパーティー」は、婚活において使われる単語です。婚活パーティーの中でも、男性または男女に参加制限が敷かれているパーティーのことを指します。
参加制限は職業や年収でかけられることが多く、エグゼクティブパーティーに参加することでより自分の理想の相手と出会える可能性が上がる仕組みになっています。
まとめ
以上、この記事では「エグゼクティブ」について解説しました。
英語表記 | エグゼクティブ(executive) |
---|---|
意味 | 企業の運営にかかわる上級の管理職や幹部のこと |
語源 | 英語 “executive” |
類義語 | 重役、常務取締役など |
エグゼクティブは明確な基準が定められていない単語です。そのため使う人によって意図する内容が変わってしまう恐れがあります。使い方には気を付けるようにしましょう。