「刹那的(せつなてき)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「刹那的」です。

言葉の意味・仏教における「刹那」の意味・間違った使い方・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「刹那的」の意味をスッキリ理解!

刹那的(せつなてき):時間がとても短いようす・将来を考えず瞬間的な充実感を大切にするようす・目の前の快楽を求めるようす

「刹那的」の意味を詳しく

「刹那的」とは、「時間がとても短いようす・将来を考えず瞬間的な充実感を大切にするようす・目の前の快楽を求めるようす」のことです。

「刹那」は、もともと以下のような意味で使われていました。

  • とても短い時間
  • 一瞬
  • 瞬間

とにかく「短い時間」を表す言葉だったことがわかります。

ここから派生して、「短い瞬間を生きる」という意味が生まれました。これを、良い意味で捉えると「一瞬一瞬を大切にして生きる」となりますし、悪い意味で捉えると「目の前の快楽しか考えずに生きる」という意味になります。

仏教における「刹那」の意味

仏教にも「刹那」という考えがあります。「刹那」とは、仏教において時間の最小単位を表す言葉です。

具体的な長さには以下のように諸説あります。

  • 指をひと弾きする間に65刹那
  • 75分の1秒

このほかにも、具体的な時間の設定を否定している仏教の宗派もあります。

仏教では、「刹那という短い時間を大切に生きなさい」という教えがあります。

間違った意味

「刹那的」は以下のような意味で使われることがあります。

  • 寂しく生きること
  • むなしく生きること

しかし、「刹那的」に「さみしい」「悲しい」などの意味はなく、上の使い方は誤用なので注意しましょう。

また、「はかない」という意味で使われることもありますが、こちらは必ずしも間違っているとは言えません。

「短い時間」という意味を「わずかな時間しか生きられない・美しくいられない」などの意味でとらえる場合があるのです。

この場合には「はかない」という意味も含まれるでしょう。

「刹那的」の使い方

  1. この1年間刹那的に人生を生きてきた。
  2. セミは1週間しか生きられないなんて、刹那的だね。
  3. 刹那的な生き方を続けていたら、幸せにはなれないよ。

「刹那的」の語源

「刹那」は、サンスクリット語のクシャナ(ksana)を音訳した言葉です。音訳とは、外国語の音に漢字を当てて表すことです。

つまり、「刹那」という漢字は、「クシャナ」の発音に近い音を当て字にしたものなのです。

「クシャナ」と「刹那」の意味は同じです。

「刹那的」の類義語

「刹那的」には以下のような類義語があります。

  • 快楽主義的:善や倫理・義務などよりも快楽を優先的に追究するあり方
  • 享楽的(きょうらくてき): 快楽を好む傾向にあるさま
  • 瞬間的:ほんの一瞬であるさま

「刹那的」の対義語

「刹那的」には以下のような対義語があります。

  • 永劫的(えいごうてき):未来に続く果てしなく長い年月・非常に長い時間であるさま
  • 禁欲的:欲望を抑え、理性や信仰によって生活しようとするさま
  • ストイック:自分に厳しい様子

「刹那的」の英語訳

「刹那的」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • ephemeral
    (刹那的・短命であるようす)
  • moment
    (刹那・一瞬)

まとめ

以上、この記事では「刹那的」について解説しました。

読み方刹那的(せつなてき)
意味時間がとても短いようす・将来を考えず瞬間的な充実感を大切にするようす・目の前の快楽を求めるようす
語源サンスクリット語のクシャナ(ksana)を音訳した言葉
類義語快楽主義的、享楽的、瞬間的
対義語永劫的、禁欲的
英語訳“ephemeral” (刹那的・短命であるようす)
“moment” (刹那・一瞬)

小説などでもよく使われる表現なので、この機会に使いこなせるようにしておきましょう。