故事成語「兎を見て犬を放つ」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「兎を見て犬を放つ(うさぎをみていぬをはなつ)」です。

意味や使い方、由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「兎を見て犬を放つ」の意味をスッキリ理解!

兎を見て犬を放つ(うさぎをみていぬをはなつ):手遅れのように見えても、対策を講じれば間に合う

「兎を見て犬を放つ」の意味を詳しく

「兎を見て犬を放つ」とは、もともと「行動が遅いこと」や「手遅れであること」の意味でした。

そこから教訓的な意味が加わって「手遅れのように見えても、対策を講じれば間に合う」という意味の故事成語になりました。

「失敗や過ちをした後に気が付いてやり直したとしても、決して遅すぎるということはないので、早合点してあきらめてはいけない」という意味です。

 

「放つ」とは、「使いとして生かせる」という意味です。

「兎を見て犬を呼ぶ」という言い方もあります。意味は全く同じです。

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「兎を見て犬を放つ」の使い方

  1. 兎を見て犬を放つというように、今から始めても遅くはない!
  2. 人生何度でもやり直せる。兎を見て犬を放つ、だ。
  3. 兎を見て犬を放つで、もう手遅れだろう。

➊と➋は、「手遅れに見えても遅すぎることはない」という教訓の意味で使われています。

➌は、「すでに手遅れである」という意味で使われています。

「兎を見て犬を放つ」の由来

昔の人々は、狩りの時に犬を連れていました。小動物を見つけると、犬にその動物を追いかけさせて捕まえていたのです。

そして、兎は狩りの獲物でした。

小動物は素早いので、犬を放つのが遅いとすぐに逃げられてしまいます。

 

そのため、獲物を見つけてから犬を放すのでは、遅すぎることが多かったのです。

そこから、「すでに手遅れであること」という意味が生まれました。

しかし、獲物を見つけてから犬を呼んだり、放ったりしても狩りが成功することもあります。

そこから「一見手遅れに見えても、そこから対策を講じれば間に合うこと」の意味になりました。

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「兎を見て犬を放つ」の類義語

「兎を見て犬を放つ」には以下のような類義語があります。

  1. 兎を見て鷹を放つ:一見手遅れに見えても、対策を講じれば間に合うこと
  2. 亡羊補牢:失敗してもすぐに対策をすることで、被害を小さく済ませること

➋は漢文です。「ぼうようほろう」と読みます。

「羊を亡くして牢を補う」と書き下します。

「羊が逃げてしまった後から牢屋を舗装する」という意味です。

そこから「手遅れであること」や「失敗してもすぐに対策をすることで、被害を小さく済ませること」などの意味に転じました。

「兎を見て犬を放つ」の対義語

「兎を見て犬を放つ」には以下のような対義語があります。

  1. 後の祭り:手遅れであること
  2. 後悔先に立たず:手遅れであること

➊も➋も、「手遅れであること」の意味です。

「兎を見て犬を放つ」が「一見手遅れに見えても、対策を講じれば間に合うこと」の意味で使われている時の対義語です。

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「兎を見て犬を放つ」の英語訳

「兎を見て犬を放つ」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • After having found a rabbit, I set a dog.

    (兎を見つけた後で、犬を用意する)

まとめ

以上、この記事では「兎を見て犬を放つ」について解説しました。

読み方 兎を見て犬を放つ(うさぎをみていぬをはなつ)
意味 手遅れのように見えても、対策を講じれば間に合うことの例え
由来 兎を狩るときに犬を使っていたことから
類義語 兎を見て鷹を放つ、亡羊補牢
対義語 後悔先に立たず、後の祭り
英語訳 After having found a rabbit, I set a dog.(兎を見つけた後で、犬を用意する)

「兎を見て犬を放つ」は、日常生活でも使いやすい言葉ですね。

しかし、全く逆の意味を持つ言葉なので、文脈によってどちらの意味で使われているのか判断する必要があります。

使い方や詳しい意味をしっかりと理解しておきましょう。

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