今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「大胆不敵(だいたんふてき)」です。
言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳について分かりやすく解説します。
☆「大胆不敵」をざっくり言うと……
読み方 | 大胆不敵(だいたんふてき) |
---|---|
意味 | 度胸があって恐れ知らずなこと |
類義語 | 明目張胆、剛胆不敵、豪胆無比など |
対義語 | 小心翼々、戦々恐々 |
英語訳 | fearless(大胆な) |
「大胆不敵」の意味をスッキリ理解!
「大胆不敵」の意味を詳しく
「大胆不敵」とは、「度胸があって恐れ知らずなこと」を意味する四字熟語です。
「大胆」は、「度胸があること」を意味し、「不敵」は「敵を敵とも思わないこと」を意味します。
行動や人物像に対して、恐れ知らずな様子をたとえる時に使われる言葉です。
「大胆不敵」は、ポジティブな意味でもネガティブな意味でも使われます。
物怖(ものお)じをしない大胆な様子は、時にはマイナスに作用することもあります。
「大胆」は、「度胸があること」「勇気があること」を意味する一方で、「図々(ずうずう)しいこと」「図々しいさま」も意味します。
このように「図々しいこと」も意味するので、場合によってはネガティブな意味で使われます。
注意しよう!「破天荒」と「大胆不敵」の違い
「大胆不敵」と混同されやすいのが、「破天荒」という言葉です。
「破天荒」とは、「今までは誰もしなかったことをすること」を意味します。
「大胆不敵」に、「今まで誰もしなかった」「これまでにない」という意味は含まれないので使い分けに注意しましょう。
「大胆不敵」の使い方
- 私の父は大胆不敵な姿勢で、キャリアを積んできた。
- 彼の大胆不敵な戦いは、その試合を勝利へと導いた。
- 私の兄は大胆不敵で、少し空気を読めないところがある。
- 私の母は周りの目を気にせず大胆不敵に、スーパーの試食品を食べあさった。
「大胆不敵」の類義語
「大胆不敵」には以下のような類義語があります。
- 明目張胆(めいもくちょうたん):恐ることなく、思い切って立ち向かうこと
- 剛胆不敵(ごうたんふてき):度胸があって何事にも恐れず落ち着いている様子のこと
- 豪胆無比(ごうたんむひ):他に比べるものがないほど度胸があり、物怖じせず行動をすること
- 豪胆不敵(ごうたんふてき):度胸があって物怖じせず、思い切って行動すること
「大胆不敵」の対義語
「大胆不敵」には以下のような対義語があります。
- 小心翼々(しょうしんよくよく):細かなところに気を配りすぎて、びくびくすること
- 戦々恐々(せんせんきょうきょう):びくびくして、恐れつつしむこと
「大胆不敵」の英語訳
「大胆不敵」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- fearless
(大胆な) - courageous
(度胸のある) - brave
(勇気のある)
- fearless
まとめ
以上、この記事では「大胆不敵」について解説しました。
読み方 | 大胆不敵(だいたんふてき) |
---|---|
意味 | 度胸があって恐れ知らずなこと |
類義語 | 明目張胆、剛胆不敵、豪胆無比など |
対義語 | 小心翼々、戦々恐々 |
英語訳 | fearless(大胆な) |
「大胆不敵」であることは、必ずしもよい方向に働くとは限りません。時には周りの空気をつかみ、適合していくことも大切です。
しかし困難な状況やピンチの時に、「大胆不敵」な人物は、周りから頼りにされるでしょう。
しかるべき時に、「大胆不敵」になれるようにしましょう。その時には、大きな力を発揮することができるかもしれません。