今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「コネクション」です。
「コネクション」の意味・使い方・語源についてわかりやすく解説します。
「コネクション」とは?
「コネクション」の意味を詳しく
「コネクション」とは、つながりがあることです。
コネクションには主に2つの意味があります。
- 人付き合いにおいて「つながりがある」こと
- 人付き合い以外で利用される「接続」「連結」という意味
1つ目に関して、「コネ」がある、という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
人付き合いにおいて使用される「コネクション」は、「コネ」があるというように省略されて使われることが多いです。
何気なく利用している「コネ」という言葉ですが、もとの言葉である「コネクション」もしっかりおさえておきましょう。
また、「コネクション」の2つ目の意味は、物理的につながっていることや、機械が接続していることを表しています。
たとえば、電話などの通信機器に置いて、お互いがやりとりできる状態を「コネクションの確立」と言います。
「コネクション」の使い方
- 彼は父親の仕事の関係で、テレビ局とコネクションがあるのでうまく入社するのだろう。
- あまり興味がなくても同業者の集まりには参加して、コネクションを作っておくべきだ。
- 新しい事業を始めようにも、コネクションがないためスムーズにいかない。
- テレビとビデオのコネクションが悪い。
上の例文の①〜③のように、人との関係に対して使われる「コネクション」は「ある」「ない」と繋げて用いられます。
また、人付き合いに関係なく、④のように利用される時には「接続」「連結」という意味で使用されます。
「コネクション」の語源
コネクションの語源は英語の “connection” です。これは”connect”の名詞形となっています。
ラテン語において、”con”には「結ぶ」という意味があります。それが転じて、”connect”は「つながり」「関係」「連結」「接続」といった意味を持っています。
“connect” が名詞形となった “connection” は、「つながりがあること」「関係があること」といった意味で用いられます。
「コネクション」の類義語
人付き合いに関する「コネクション」には以下のような類義語があります。
- パイプがある:誰かに対して、橋渡しができること
似たような意味をもつ「パイプがある」という言葉ですが、微妙にニュアンスの違いがあります。
「コネクションがある」とは、「自分とつながりを持っている」ことを意味します。一方で、「パイプがある」とは、つながりを持つ手立てがあることを指します。
たとえば、直接出会った知り合いであればそれは「コネクション」があります。一方、出会っていなくても、共通の知り合いを介してつながることができる場合は「パイプがある」と言います。
同じような意味を持っていますが、それぞれのニュアンスを理解して使い分けましょう。
まとめ
以上、この記事では「コネクション」について解説しました。
英語表記 | コネクション(connection) |
---|---|
意味 | つながりがあること |
語源 | 英語”connect”の名詞形 |
類義語 | パイプがある |
簡単に日本語でも言い換えられる言葉ですが、「コネクション」という言葉も押さえておくと、表現の幅が広がるでしょう。
「コネ」と省略されることも多いですが、もとの形も知っておきましょう。