「分不相応(ぶんふそうおう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「分不相応(ぶんふそうおう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「分不相応」の意味をスッキリ理解!

分不相応(ぶんふそうおう):身分や能力にふさわしくないこと

「分不相応」の意味を詳しく

「分不相応」とは、身分や能力にふさわしくないことという意味です。

ふさわしくないものの対象としては、支出、生活、役割、行動、持ち物、望みなどが挙げられます。これらがその人の身分や地位、能力、経済力などにそぐわしくない様子を意味します。

代表的な例としては、お金のない人が贅沢な生活をすることを「分不相応」と表現します。度を超えた贅沢をしている人のことを指します。

「分不相応」の使い方

  1. 分不相応な暮らしをしていると、後々自分が苦しくなるだけだ。
  2. 分不相応な仕事を与えられても、良い成果を出すのは難しいだろう。
  3. たとえ分不相応な恋愛であっても、彼は彼女を諦めきれなかった。

「分不相応」の使い方は、「分不相応な〇〇」の形で名詞にかかります。〇〇に入る言葉として代表的なものは、上記の例文にある「暮らし」「仕事」「恋愛」の他にも、「家」「車」「時計」「夢」「望み」「欲求」などがあります。

どの名詞を当てはめても、身分や能力にふさわしくないという意味になります。

 

「分不相応」は、相手に対して使うと失礼にあたることがあります。言うまでもなく、はっきりと「あなたにはふさわしくない」と言い切っていることになるためです。それでも注意喚起の意味を込めて相手に使う場合には、相手との間柄などに配慮しましょう。

一方で、「私には立派すぎて分不相応だ。」などと自分に対して用いると、謙遜の意味になります。

「分不相応」の語源

「分不相応」は、「分」と「不相応」が組み合わさった言葉です。「分」は「身分」を意味し、「不相応」は「ふさわしくない」という意味です。

もともとは「分」は「身分」だけを意味していましたが、いつからか広義に使われるようになり、能力や地位なども含まれるようになりました。

ここから「分不相応」は「身分や能力にふさわしくないこと」という意味になりました。

「分不相応」の類義語

「分不相応」には以下のような類義語があります。

  • 身に余る:過度であり、自分にはふさわしくないと思われるさま
  • 身の丈を超えた:その人の能力を超えているさま
  • 身の丈以上:その人の能力を超えているさま
  • 背伸びをする:実力以上のことをしようとするさま
  • 猿猴月(えんこうつき)を取る:ふさわしくないことをして失敗すること

「分不相応」の対義語

「分不相応」には以下のような対義語があります。

  • 分相応:その人の身分や能力に釣り合っていること
  • 適切:よくあてはまっていて、ふさわしいこと
  • 適当:ちょうどよく合うこと
  • そぐう:適切に対応し、調和すること

「分不相応」の対義語の代表例は、言葉の成り立ちも全く同じである「分相応」です。

「分不相応」の英語訳

「分不相応」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • beyond one’s means
    (自分の財力を超えて)
  • beyond one’s position
    (自分の地位を超えて)
  • above one’s income
    (自分の収入を超えて)

まとめ

以上、この記事では「分不相応」について解説しました。

読み方分不相応(ぶんふそうおう)
意味身分や能力にふさわしくないこと
語源「身分」「ふさわしくない」という意味の言葉から
類義語身に余る、身の丈を超えた、身の丈以上など
対義語分相応、適切、適当など
英語訳beyond one’s means, beyond one’s position など

「分不相応」の意味は単純ですが、使い方を一歩間違えると相手にとても不快な思いをさせてしまう恐れがあるので気をつけましょう。