ボットとは「特定の作業を自動で行うプログラム」という意味です。
SNSを使っていて「ボット」という言葉に触れたことのある方は多いでしょう。
人間が行うのでは時間や手間のかかる作業を自動で行ってくれる便利なツールです。
ところでボットの語源を答えられますか。知らないという方もいるのではないでしょうか。
この記事ではボットの意味や使い方、類語、対義語、英語訳を解説します。
☆「ボット」をざっくり言うと……
読み方 | ボット |
---|---|
意味 | 特定の作業を自動で行うプログラム |
由来 | ロボット(robot) から由来 |
類義語 | ロボット クローラー スパイダー など |
対義語 | 手動 人手(ひとで) マニュアル など |
英語訳 | bot(ボット) robot(ロボット) など |
「ボット」の意味
特定の作業を自動で行うプログラム
例:ボットにより、チャットの返信を自動で行う。
ボットとは特定の作業を自動で行うプログラムのことです。
ボットには以下のようにさまざまな使い方があります。
- ウイルス
- サーチエンジンの検索
- ゲームの自動操作
- チャットへの自動返信・投稿
それぞれの使い方について以下に解説します。
ウイルス
ボットはコンピュータを遠隔操作するウイルスとして使われることがあります。スパムボットとも言います。
コンピュータに危害を加えるプログラムを設定されたボットがウイルスとなります。
人の代わりに作業を実行するボットはウイルスとしてもってこいなのです。
サーチエンジンの検索
GoogleやYahooといった検索エンジンで何かを調べるとき、インターネットの世界で情報を集めているのはクローラやスパイダーと呼ばれるボットです。
検索エンジンに使われるボットであることを強調して「サーチボット」と呼ばれることもあります。
ゲームの自動操作
ゲームのプレイヤーを自動操作するボットも存在します。
競争の激化したオンラインゲームでは、プレイヤーが寝ている間もゲームを動かすためボットが使われます。
しかし、基本的にゲームは人間が遊ぶために作られているので、ボットの使用は禁止されています。
チャットへの自動返信・投稿
LINEやTwitterといったSNSで、ユーザーに代わって返信や投稿を行う「チャットボット」というボットも存在します。
これにより24時間顧客の要望に応えたり、定期的な情報発信をすることができます。
SiriやAlexa、りんななども、これに該当します。
Twitterではアカウント名を「○○bot」とするなど、botであることを前面に出しているアカウントもあります。
「ボット」の使い方
ボットは名詞として使います。
多くはインターネット関係の話題で使います。
- ボットでインターネット内の検索を行う。
- ボットにより寝ている間もゲームを動かす。
- ボットを使って定期的にツイートをする。
- パソコンにボットが仕込まれていたせいで、サーバー攻撃の容疑者になってしまった。
- ボットと会話のやりとりを行った。
「ボット」の由来
ボットは、英語の「ロボット(robot)」に由来します。
「ロボット(robot)」は、「人の代わりに作業を行う装置」という意味です。
「ロボット(robot)」を省略したかたちとして「ボット(bot)」という言葉が生まれました。
「ボット」の類義語
ボットには以下のような類義語があります。
- ロボット
人の代わりに作業を行う装置 - クローラー
ウェブサイト内を巡回するプログラム - スパイダー
ウェブサイト内を巡回するプログラム - オートマトン
自動的に情報処理を行う機械 - 傀儡(かいらい)
陰にいる人物に思い通りに操られ利用されている者
「ボット」の対義語
ボットには以下のような対義語があります。
- 手動
機械などを手で動かして操作すること - 人手(ひとで)
人の手 - マニュアル
手動なこと - ローテク
単純で初歩的な技術 - 人力
動力としての人間の力 - マンパワー
人間の労働力
いずれも手動を表す言葉です。
「ボット」の英語訳
ボットを英語に訳すと、次のような表現になります。
- bot
(ボット) - robot
(ロボット)
「ボット」のまとめ
以上、この記事では「ボット」について解説しました。
読み方 | ボット |
---|---|
意味 | 特定の作業を自動で行うプログラム |
由来 | ロボット(robot) から由来 |
類義語 | ロボット クローラー スパイダー など |
対義語 | 手動 人手(ひとで) マニュアル など |
英語訳 | bot(ボット) robot(ロボット) など |
ボットの語源がロボットに由来することに驚いた方も多いのではないでしょうか。
これを機に意味とセットで覚えておきましょう。