今回ご紹介する言葉は熟語の「マニュアル」です。
言葉の意味・語源・使い方・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。
このページの目次
「マニュアル」の意味をスッキリ理解!
「マニュアル」の意味を詳しく
マニュアルとは、機器の取扱説明書や作業手順書、または操作が手動式であることを指します。機器の取扱説明書とは、初めて使う人にもわかるように機械やアプリケーションの使い方を記した文書のことです。
作業の手順書とは、例えば仕事の進め方を順序立てて解説した文書です。そして、操作が手動式とは特にマニュアル車のことを指して使われます。
マニュアル車とは、ギアチェンジを手動で行う車のことです。アクセルとブレーキに加えてクラッチが足元にあり、これを踏み切っていると車は一切動きません。クラッチを少しずつ離すことによって、ギアとエンジンが繋がり、車が動き出します。
一般的に使われているオートマチック車はこれらの操作を必要としません。
マニュアルの種類
企業などで使われるマニュアルは多種多様です。ここでは、その中からいくつかのマニュアルを簡単に紹介します。
- 規範マニュアル:企業の内部統制を行うために行動規範などが書かれたマニュアルです。
- 危機管理マニュアル:危機的状況に陥った場合の対処法が書かれたマニュアルです。
- 業務マニュアル:複数の部署で行われる業務を円滑に行うためのマニュアルです。
- ユーザーズマニュアル(取扱説明書):機械などを使いこなすためのマニュアルです。
- 教育訓練マニュアル:指導者が人材育成を行うためのマニュアルです。
「マニュアル」の語源
マニュアルの語源は、ラテン語の “manus” と“-allis” です。 “manus” の意味は手で、 “-allis” の意味は性質です。
“manus” から派生した英単語は、 “manual” の他に “manner” (作法)や “manufacture” (製造)などがあります。 このように、“man-” がつく英単語は手に関連する意味を持つことがあります。
“-allis” は主に英単語の末尾について、その単語を名詞や形容詞にする働きを持ちます。
「マニュアル」の使い方
- 業務の効率化を図って、マニュアルを作成する。
- まずはマニュアル通りに仕事をすることを目標にする。
- 練習を重ねて、マニュアル車を乗りこなせるようになった。
- マニュアルを踏まえて、臨機応変な対応ができるのが理想だ。
- マニュアル化された仕事は比較的容易だ。
「マニュアル」の類義語
「マニュアル」には以下の類義語があります。
- 手引き書:案内書や入門書
- 取扱説明書:機械や道具などの使い方を教えるための文書
- ガイドブック:イベントや施設などの案内書や小冊子
「マニュアル」の対義語
「マニュアル」には以下の対義語があります。
- オートマチック:自動的
マニュアルの手動式という意味の対義語がオートマチックです。より詳しく説明すると、自動的というのは人間の操作を必要としないさまを表します。
まとめ
以上、この記事では「マニュアル」について解説しました。
英語表記 | マニュアル(manual) |
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意味 | 取扱説明書や、作業の手順が記載された冊子。または、操作が手動式であること。 |
語源 | ラテン語の “manus” と “-allis” |
類義語 | 手引き書、取扱説明書など |
対義語 | オートマチック |
日常生活や仕事などのあらする場面で、「マニュアル」を読む機会があると思います。どの「マニュアル」も、読む人の役に立つように書かれたものなので、じっくり読みましょう。