「便宜上」の意味とは?読み方は?使い方から英語や対義語まで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「便宜上(べんぎじょう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「便宜上」をざっくり言うと……

読み方便宜上(べんぎじょう)
意味より都合の良いこと
類義語利便性、好都合、簡便、有益、重宝
対義語不便、不都合
英語訳for convenience(便宜上)
from a practical point of view(実用的観点から)

「便宜上」の意味をスッキリ理解!

便宜上(べんぎじょう):その方が都合が良いこと

「便宜上」の意味を詳しく

「便宜上」は「その方が都合が良いこと」を意味します。

「便宜」は「都合の良いこと」という意味、「上」は「ある観点から」という意味があります。

この2つから成る「便宜上」は、「その時の都合に合わせて」「ある目的にとってより便利であるため」という意味を指します。

他の候補や方法がある中で、より都合が良い、または、便利な選択肢を選ぶ際に使用する言葉です。

「便宜上」の使い方

  1. 便宜上、この漢字はひらがなで表記しています。
  2. このメールは便宜上、全員に送信しています。

上記の例文のように、「便宜上」はより都合が良いことを伝えるために使われる言葉です。

 

①の「便宜上」は、「簡便化のため」と言い換えることができます。漢字で表記するよりひらがなで表記する方が都合が良いことを意味しています。

②の「便宜上」は、「より便利であるため」という意味です。最も便利で適した方法を選択する際、「便宜上」という言葉を使います。

 

「便宜上」と似た言葉に「都合上」がありますが、「便宜上」が都合のより良い場合にしか使わないのに対し、「都合上」は都合の悪い場合にも使用することができるため注意が必要です。

たとえば、「予算の都合上、お断りさせていただきます。」とは言うことができても、「予算の便宜上、お断りさせていただきます。」と言うことはできません。

 

また、「便宜」という言葉には他にも「便宜を図る」「便宜を与える」という言い回しがあります。「相手に利益になることを特別に取り計らう」という意味の言葉ですが、使用する際は注意が必要です。

本来悪い意味はないものの、「相手に好都合になるようずるいことを行う」というマイナスイメージの意味に捉えられることが多いため、目上の人などに使う際は「お取り計らい」「ご配慮」と言い換えるようにしましょう。

「便宜上」の類義語

「便宜上」には以下のような類義語があります。

  • 利便性(りべんせい):利用する人にとって都合の良いこと
  • 好都合(こうつごう):都合の良いこと
  • 簡便(かんべん):簡単で便利なこと
  • 有益(ゆうえき):利益のあること
  • 重宝(ちょうほう):使って便利なこと
  • 有用性:役立つ機能を備えていること

「便宜上」の対義語

「便宜上」には以下のような対義語があります。

  • 不便(ふべん):便利ではないこと
  • 不都合(ふつごう):都合が悪いこと

「便宜上」の英語訳

「便宜上」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • for convenience
  • from a practical point of view
    (便宜上、実用的観点から見ると)

例文
This email has been sent to everyone for convenience.
(このメールは便宜上、全ての人に送られています。)

まとめ

以上、この記事では「便宜上」について解説しました。

読み方便宜上(べんぎじょう)
意味より都合の良いこと
類義語利便性、好都合、簡便、有益、重宝
対義語不便、不都合
英語訳for convenience(便宜上)
from a practical point of view(実用的観点から)

「便宜上」は「より都合が良いこと」という意味があることがわかりました。

ただ便利である、都合の良いというだけではなく、”より” ”さらに”という意味合いが強く、他の方法もある中で、その時に最も適したやり方を表す時に使われます。

日常の会話の中ではあまり使わない言葉だからこそ、似た言葉との微妙なニュアンスの違いや正しい使い方をしっかり理解することが大切です。