「ベネフィット」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ベネフィット」です。

「ベネフィット」の意味・種類・使い方・語源・類義語・対義語について分かりやすく解説します。

「ベネフィット」とは?

ベネフィット (benefit):利益

「ベネフィット」の意味を詳しく


「ベネフィット」は「利益」という意味です。

特に、何か物やサービスを売ることで、個人や企業が受け取ることのできる「利益」です。

より厳密に言えば、「商品やサービスにより、顧客が変化を体験すること」が「ベネフィット」だと言えます。

その他、他人を手助けしたときの「恩恵」、社会活動を円滑にするための「援助」という意味もあります。

 

たとえば、リニアモーターカーが建設されるというニュースがありますよね。

リニアモーターカーができると、多くの人が移動時間を短縮できます。これが「ベネフィット」です。

「ベネフィット」は以下の3つの分野で使われることが多いです。

「ベネフィット」が使われる3つの分野
  1. マーケティング
  2. 医療
  3. 行政

それぞれの分野で微妙に意味が異なりますので、詳しく見ていきましょう。

マーケティング分野の「ベネフィット」の意味

マーケティング分野では、「ベネフィット」は顧客が商品を買うことによって得られる利益のことです。

たとえば、ドリルを買った人は、「地面に穴を開けられる」という「ベネフィット」を得られます。

「ベネフィット」を意識して商品を開発することで、より顧客にとって優れた商品を生み出せます。

医療分野の「ベネフィット」の意味

医療分野では、「ベネフィット」は「医薬品で得られる効果や安全性」のことです。

たとえば、解熱剤の「ベネフィット」は「熱が下がって体が楽になること」と言えます。

また、その解熱剤の安全性が高かったら、それも「ベネフィット」と言えます。

行政での「ベネフィット」の意味

行政での「ベネフィット」は「公共事業によって得られる利益」のことです。

たとえば、公共事業で堤防を作り、洪水が未然に防がれたら、「ベネフィットのある公共事業」と言えます。

行政では、公共事業の「ベネフィット」と、公共事業でかかる費用を分析して、公共事業のコストパフォマンスを評価しています。

「ベネフィット」の2つの種類

「ベネフィット」は以下の2つに分けることができます。

「ベネフィット」の2つの種類
  • ファンクショナル・ベネフィット
    その商品やサービスから直接得られる、便利さ、効率性などのベネフィットのこと
  • エモーショナル・ベネフィット
    その商品やサービスが満たしてくれる、優越感、名誉などの感情のこと

たとえば、掃除機は「部屋をキレイにする」という「ファンクショナル・ベネフィット」が強調された商品が多いです。

一方、ブランドバッグは優越感を得たりするために買われることが多く、「エモーショナル・ベネフィット」が強調された商品と言えます。

マーケティングでは、どちらの「ベネフィット」を満たす商品を作ると良いか見極めることが大切です。

 

なお、同じ商品でも、「ファンクショナル・ベネフィット」を満たすために買う人もいれば、「エモーショナル・ベネフィット」を満たすために買う人もいます。

顧客がどちらの「ベネフィット」を重視しているのか見極めることで、より顧客に適した商品を提案することができます。

「ベネフィット」の使い方

  1. 企画会議で商品のベネフィットを説明する。
  2. このサービスにとても高いベネフィットがある。
  3. ベネフィットを考えると利用するべきである。

「ベネフィット」は主にビジネスの場面で使用します。

顧客とサービスの関係や、自分が受ける恩恵について言及する時です。

多くの場合は、「ベネフィットになる」「ベネフィットを得る」という形で使用します。

この使い方から分かるように、「ベネフィット」は名詞として使います。

 

一方で「恩恵に与る」というように、「ベネフィットする」とは言わないので注意するようにしましょう。

①の例文に登場する「商品のベネフィット」とは、その商品を使用したときの恩恵です。

たとえば、軽いことを売りにしているカバンならば、「持ち歩いてどこに行くのにも疲れない」が「商品のベネフィット」です。

「ベネフィット」の語源

「ベネフィット」の語源は英語の benefit です。

英語の benefit には以下のような意味があります。

benefitの意味
  • 利益
  • ためになる
  • 給付手当
  • 税の免除(アメリカ英語)

英語のbenfitの方が意味が多いことがわかります。

benefitの語源をさらに辿るとラテン語のbenefactutumです。

benefactutumは「よい」という意味のbeneと「行う」を指すfacereが一緒になって、できた単語です。「よい行い」という意味です。

もともとの語源には「価値基準に沿ってよいと思うことをする」という意味合いがあるのです。

「ベネフィット」の類義語

「ベネフィット」には以下のような類義語があります。

  • メリット:よい点、長所
  • プラス:得
  • アドバンテージ:優位性
  • プロフィット:もうけ、利益

「ベネフィット」と「メリット」の違い

「ベネフィット」と「メリット」には以下のような違いがあります。

「ベネフィット」と「メリット」の違い
  • メリット:商品やサービスの良い特徴のこと
  • ベネフィット:商品やサービスの良い特徴から得られる利益のこと

つまり、「メリット」から得られる利益が「ベネフィット」なのです。

たとえば、「800gの軽量」であることが「メリット」のノートパソコンがあるとします。

このパソコンの「ベネフィット」は「持ち運びやすい」ことだと言えます。

「ベネフィット」の対義語

「ベネフィット」には以下のような対義語があります。

  • ディスアドバンテージ:不利益
  • ダメージ:損害
  • ロス:損失

「ディスアドバンテージ」は「不利益」という意味のカタカナ語です。

たとえば、リニアモーターカーは速度が速くて利用すると便利になります。

しかしながら、建設費用には、トンネル工事など巨額なお金がかかります。

このように、ある物事の側面によって生じる悪い点のことを「ディスアドバンテージ」と言います。

まとめ

以上、この記事では「ベネフィット」について解説しました。

英語表記ベネフィット(benefit)
意味利益
語源英語の “benefit”
類義語プラス、メリットなど
対義語ディスアドバンテージなど

「ベネフィット」は少し難しい単語です。小学生でも知っている単語かというと、そうではありません。

普段生活していてもなかなか使う場面はないですよね。

しかしながら、仕事をしているビジネスマンなどにとっては欠かせない単語でもあります。

ぜひこの記事で、「ベネフィット」についての意味や使い方を理解して実際の生活で使いこなせるようになりましょう。