今回ご紹介する言葉は、ネット用語の「バズる」です。
言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
「バズる」の意味をスッキリ理解!
「バズる」の意味を詳しく
「バズる」とは、「人気になる、拡散される」という意味のネット用語です。特にSNSなどで投稿が拡散されることを指します。ここで、代表的なSNSであるTwitterを例にとって考えます。Twitterで美味しいラーメンについて投稿したとします。
この投稿が面白かった時に、多くの人がいいねやリツイートをして情報を他の人に見てもらおうとします。投稿をシェアするような人が莫大な数になった場合に、その状況を「バズる」と言います。
・リツイート:あるツイートを、再びツイートする行為。通常、気に入ったツイートに対して行われる。リツイートした投稿はフォロワーにも拡散される。
「バズる」の使い方
- 思いがけないツイートがバズった。
- バズるような投稿をしたいのだけど、思い浮かばない。
- 動物や子供の画像はバズりやすいと言われている。
「バズる」は「投稿」「ツイート」などのSNSに関する単語とよく使います。やはりSNSと関連の強い単語ですので当然ですよね。過去形にするときは、①の例文のように「バズった」という形に変化すればよいです。
ちなみに③の例文に書いてあることは事実で、人間は動物や子供の画像や動画をSNSで目にすると思わずシェアしてしまいたくなります。なぜなら、動物や子供の画像は心を動かされやすいからです。その結果多くの人がシェアすることで「バズる」という状況が生まれます。
「バズる」の由来
「バズる」の語源は英語のbuzzが語源になっています。これはマーケティング用語なのですが、「ひとつの場所に集まって噂話をする」という意味もあります。
噂話になるということは、何かしら話題になっているということです。人々が話題にすれば、話が広まっていきます。また、噂話も生まれるものです。
そのBuzzという状態をカタカナで「バズ」と書き始めたことで、「バズる」という単語が使われるようになったとされています。
「バズる」の類義語
「バズる」には以下のような類義語があります。
- 炎上:ネガティブな内容や感情が急速に広まる
ネット用語としての「炎上」は、「ネガティブな内容や感情が急速に広まる」という意味です。「バズる」と「拡散される」という意味では同じですが、「炎上」はマイナスのイメージが大きいです。一方の「バズる」はポジティブなイメージです。
たとえば、ある有名なアイドルがタバコをポイ捨てした写真をSNSにポストしたとします。アイドルは当然、タバコのポイ捨てとは無縁のイメージであるため、もし発覚した場合にはファンの人たちはがっかりして反感を買ってしまうことになります。
それで、そのタバコのポイ捨ての投稿を見た人たちが「見損なった」「最低」など罵声のような声と共に拡散されていく様子を「炎上」と言います。
「バズる」の英語訳
「バズる」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- buzz
(ゴシップ、話題になりやすいもの) - viral
(ウイルスのように拡散する)
語源でも触れましたように、buzzを使います。特に有名人のゴシップや噂話のことを指します。
たとえば、この単語を使っている有名なものにBuzzFeedという会社があります。アメリカのサイト運営会社なのですが、ニュース速報やレシピ、クイズなどがメインのサイトです。
思わず他人とシェアしてしまうコンテンツを載せているため、buzzがどういった意味かイメージしやすいでしょう。
また、英語ではviralという単語も使われます。「ウイルスのように拡散する」という意味です。go viralという形で使います。
まとめ
以上、この記事では「バズる」について解説しました。
読み方 | バズる |
---|---|
意味 | 人気になること、拡散されること |
由来 | 英語のbuzz |
類義語 | 炎上など |
英語訳 | buzz(ゴシップ、話題になりやすいもの)、viral(ウイルスのように拡散される) |
「バズる」という単語はよく使うネット用語ですが、なんとなく使っている人も多いです。ぜひ、この機会に意味や使い方を学習して実際の生活にも役に立てましょう。