「バズる」とは「ある話題が短期間で爆発的に広がり、多くの人の注目を集めること」という意味です。
日常会話でなにげなく使う言葉ですが、正しい意味を理解している人は少ないかもしれません。
そこでこの記事では、「バズる」の意味や使い方、由来について詳しく解説します。
- 「バズる」の意味は「ある話題が短期間で爆発的に広がり、多くの人の注目を集めること」
- 「バズる」の変化形は「バズった~」「バズって~」「バズり~」
- 「バズる」の由来はマーケティング用語の「buzz」
- 「バズる」の類義語は「炎上」
- 「バズる」の英語訳は「go viral」「get into the news」「catch on」など
- 「バズる」の関連語は「バズマーケティング」「バイラルメディア」「インフルエンサー」など
☆「バズる」をざっくり言うと……
読み方 | バズる |
---|---|
意味 | ある話題が短期間で爆発的に広がり、多くの人の注目を集めること。 |
由来 | 「buzz(バズ)」というマーケティング用語 |
類義語 | 炎上 |
英語訳 | go viral(情報が頻繁に共有される) get into the news(話題になる) catch on(流行る) |
関連語 | バズマーケティング バイラルメディア インフルエンサー ステマなど |
意識すること | 時事ネタに敏感になる 知識を発信する |
メリット・デメリット | メリット:多くの人の目に触れるきっかけになること デメリット:炎上する可能性があること |
このページの目次
「バズる」の意味
ある話題が短期間で爆発的に広がり、多くの人の注目を集めること
「バズる」は、「ある話題が短期間で爆発的に広がり、多くの人の注目を集めること」という意味です。
主にインターネットやSNSを通じた拡散について用いられます。
近年では、バズって知名度を上げる個人や商材のPRをする企業が増えています。
バズりは偶発的なものではなく、手段として意図的に行われているのです。
「バズる」の基準
「短期間で多くの人の注目を集めること」というのが「バズる」の定義ですが、バズったと言える基準はあるのでしょうか。
実は、バズったと確実に言える基準は存在しません。
しかし、バズっていると判断できる材料はあります。
- PV数
- 拡散数
- いいねやコメント数
PV数とは、ユーザーがそのページを閲覧した回数のことです。
以上の数値が通常時よりも高ければ、バズったと判断して良いでしょう。
「バズる」の使い方
「バズる」は、以下のように変化して使われます。
- バズった〜
- バズって〜
- バズり〜
「バズる」は、ポジティブな話題について用いられます。
動物の写真やあるあるネタ、企業の新商品などさまざまなキーワードに対して使います。
以下で「バズる」の例文をご紹介します。
- バズったツイートは面白い。
- 一度でいいからバズってみたい。
- バズることを目的にSNSを始めた。
- バズったおかげで、コーポレートサイトへのアクセス数が増えた。
「バズる」の由来
「バズる」の由来は、「buzz(バズ)」というマーケティング用語です。
“buzz” には以下のような意味があります。
- ハチがぶんぶんと飛び回る音
- ひとつの場所に集まってざわざわとウワサ話をすること
「バズる」の成り立ちは、「Buzz」+「する」です。
また、「バズる」という言葉を世に広めたのは、Twitterの今の話題を表示するサービス・buzutter(バズッター)ではないかとされています。
「バズる」の類義語
「バズる」には以下のような類義語があります。
- 炎上
非難や批判が殺到し、収拾が付かなくなった状況
「バズる」と「炎上」の違い
「バズる」はポジティブな文脈で使うことが多く、炎上はネガティブな文脈で使うことが多いです。
ただ、これが必ずしも当てはまらない場合もあります。
「バズる」はプラス、炎上はマイナスのイメージがあるというように、大まかに認識しておきましょう。
「バズる」の英語訳
「バズる」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- go viral
(情報が頻繁に共有される) - get into the news
(話題になる) - catch on
(流行る) - to be well-known
(知れ渡る) - get flamed
(炎上する) - spread fast
(速く広がる)
「バズる」の関連語
「バズる」の関連語には、以下のようなものが挙げられます。
- バズマーケティング
口コミを戦略的に活用したマーケティング手法 - バイラルメディア
話題性の高いコンテンツで構成されたメディア - インフルエンサー
SNSで世間的に影響を与える人 - ステマ
宣伝・広告であることを消費者から隠して行う宣伝活動
バズマーケティングとは
バズマーケティングとは、口コミを利用して認知度を上げるマーケティング手法のことです。
商品モニターやカスタマーレビュー、SNSが活用されます。
バイラルメディアとは
バイラルメディアとは、人の興味を引く記事で構成されたメディアのことです。
バイラルメディアの代表例は「BuzzFeed」です。
インフルエンサー
インフルエンサーとは、SNSでフォロワーが多く、世間への影響力がある人のことです。
「影響」を意味する「Influence(インフルエンス)」という英単語が語源となっています。
インフルエンサーの影響力を活用して販促活動を行う、インフルエンサーマーケティングを導入する企業もあります。
ステマ
ステマとは、紹介したい商品やサービスを宣伝していると消費者にさとられないように、宣伝を行うマーケティング手法のことです。
正式にはステルスマーケティングと言います。
「サクラ」や「やらせ」もステマの一種です。
「バズる」ために意識すること
「バズる」ためには、ユーザーにその投稿をシェアしたいと思わせる必要があります。
そのためには、時事ネタや旬の情報に敏感になったり、裏技や豆知識などの役に立つ知識を発信することが大切です。
バズりやすいネタ
バズりやすいネタには以下のようなものがあります。
- 動物の写真
- 子供の写真
- 恋愛についての話題
- 美男美女についての話題
- 季節やイベントに合わせた投稿
個人が発信する場合は①~④を、企業が発信する場合は⑤を意識すると良いでしょう。
「バズる」メリット・デメリット
バズりは知名度を上げるなどの正の方向に働くこともあれば、イメージを悪くするなどの負の方向に働くことがあります。
以下では、「バズる」メリットとデメリットをご紹介します。
バズるメリット
「バズる」メリットは、多くの人の目に触れるきっかけになることです。
企業の場合は、それが購買につながったり、コーポレートサイトにユーザーを誘導できるなどの効果が見込めます。
バズるデメリット
「バズる」デメリットは、炎上する可能性があることです。
今まで築き上げてきた信頼やイメージを壊しかねないため、「バズる」ことを目的とした発信を行うときは要注意です。
「バズる」のまとめ
以上、この記事では「バズる」について解説しました。
読み方 | バズる |
---|---|
意味 | ある話題が短期間で爆発的に広がり、多くの人の注目を集めること。 |
由来 | 「buzz(バズ)」というマーケティング用語 |
類義語 | 炎上 |
英語訳 | go viral(情報が頻繁に共有される) get into the news(話題になる) catch on(流行る) |
関連語 | バズマーケティング バイラルメディア インフルエンサー ステマなど |
意識すること | 時事ネタに敏感になる 知識を発信する |
メリット・デメリット | メリット:多くの人の目に触れるきっかけになること デメリット:炎上する可能性があること |
「バズる」の意味をよく理解し、炎上を回避しつつうまくバズりを活用しましょう。