「盤石(ばんじゃく)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「盤石(ばんじゃく)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「盤石」の意味をスッキリ理解!

盤石(ばんじゃく)非常に安定していること

「盤石」の意味を詳しく


「盤石」は、非常に安定しているという意味です。ニュースや新聞・ビジネスシーンなどで多く使われます。

盤石の「盤」は、「大きな船の形をした皿」という意味です。したがって、「盤石」の原義は「大きな船形の石」です。そこから派生して、安定していてびくともしないという意味も持つようになりました。

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「盤石」の使い方

「盤石」は、以下のように使用します。

  1. 甲子園に向けて、盤石の体制を整えていく。
  2. 首相は国民から、盤石の信頼を得ている。
  3. 父は会社で盤石の地位を築いた。

①は甲子園で何が起きても揺るがないよう、念入りに準備をしようとしている様子を表しています。②は、首相が国民から非常に強い信頼を得ているという意味です。③は、父が会社の中で揺るぎない地位を得ていたことを表しています。

このように「盤石」は、何かの体制や心構えといった基礎や土台となるものに対して使います。

「盤石」の語源

先ほど「盤」の字の成り立ちから「盤石」の原義について解説しましたが、実は「盤石」という言葉の語源については諸説あります。

その中の1つが、不動明王(ふどうみょうおう)が座っている土台から来ているとする説です。不動明王とは仏教において信仰対象となる存在です。厳しく固い意志で人々の煩悩(ぼんのう)を焼き尽くし、願いを叶える力を持つとされています。

 

その不動明王が座っていた土台は「盤石」と言われていました。また、そうした不動明王の様子については、お経の中で「金剛石に座し」と書かれています。金剛石とは、ダイヤモンドのことです。

つまり、「厳しく固い意志を持った不動明王が座っているのは、大きなダイヤモンドの土台」ということです。それが転じて、何が起きても動じない強さを持つ土台という意味で「盤石」が使われるようになったとされています。

「磐石(ばんじゃく)」との違い

「磐石」の磐は、下半分が「皿」ではなく「石」です。しかし、意味も読み方も同じです。大きな岩という意味で、安定していて揺るがない様子を表しています。

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「盤石」の類義語

「盤石」には以下のような類義語があります。

  • 万全:完全なこと
  • 鉄壁:鉄の壁。また、堅い守りの体制のこと
  • 堅牢(けんろう):堅く、丈夫なこと
  • 堅固(けんご):しっかりしていて、簡単には破られたり崩されたりしない様子
  • 安定:激しい変化がなく、物事が落ち着いた状態にあること
いずれも、落ち着いていて変動がなく相手に付け入る隙を与えない、また動揺するようなことがあっても平然としているという意味です。

「盤石」の対義語

「盤石」には以下のような対義語があります。

  • 不安定:一定状態が保たれにくく、釣り合いを失って崩れ動きそうな状態
  • 不十分:足りない所があること。また、満足できる程ではないこと
  • 粗雑:細かい点まで注意が行き届かず、あらっぽくて、いい加減なこと
  • 脆弱(ぜいじゃく):もろく、弱いこと
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「盤石」の英語訳

「盤石」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • a huge rock
    (大きな石)
  • as firm as a rock
    (不動の石)
  • adamantine
    (堅固な)

まとめ

以上、この記事では「盤石」について解説しました。

読み方 盤石(ばんじゃく)
意味 非常に安定していること
語源 不動明王が座っている土台
類義語 「万全」「鉄壁」「堅固」など
対義語 「不安定」「粗雑」「脆弱」など
英語訳 as firm as a rock(不動の石)

「盤石」はこのように、非常に安定している様子を表す言葉です。「磐石」と同じ意味を持ちますが、「磐」は常用漢字ではないので「盤」の方が多く使用されます。

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