「アトリエ」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アトリエ」です。

「アトリエ」の意味・語源と歴史・類義語についてわかりやすく解説します。

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「アトリエ」とは?

アトリエ(atelier):画家、彫刻家、工芸家などの仕事場や工房のこと

「アトリエ」の意味を詳しく

「アトリエ」とは、画家、彫刻家、工芸家、などの仕事場や工房ことです。

上記のもの以外の創作活動にも「アトリエ」は使われます。しかし、特に写真や映像の分野では、「アトリエ」と同じ意味をもつ英語の「スタジオ」が使われる傾向にあります。

アトリエの建物の構造的な特徴は二つあります。

 

ひとつめは、必要な機材・材料を置き、大きな作品を制作するための広い空間であるという特徴です。また、部屋の広さだけでなく天井の高さも重要です。狭い部屋で制作したものよりも、広い部屋で制作したもののほうが出来が良いと言われています。

ふたつめは、直射日光は入りにくいけれども、明るい部屋の作りであるという特徴です。窓は北側にあると、朝日や西日の影響を受けにくいという特徴です。

制作中に、朝・昼・晩で色の印象が変わってしまわないことが重要です。したがって、夜間の照明も大事であると言えます。

 

以上の特徴がアトリエには理想的ですが、全てのアトリエにあてはまるわけではありません。特に都会では、制作のためだけにマンションの一室を借りるという人も多いでしょう。

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「アトリエ」の語源と歴史

アトリエの語源はフランス語の “atelier” です。

これは、古いフランス語で「木を細切れにする人」つまり「大工」のことを指した言葉です。

ここから派生して、「大工の仕事場」つまり「工房」となりました。

 

アトリエは、18世紀以前は単に集団制作をしたり、師匠が弟子の修行をしたりする場所として使われていました。

その後、18世紀末から19世紀にかけて、芸術教育の場所、つまり「芸術の塾」としての側面を持つようになりました。

これは、フランスのジャン・ジャック・バシュリエという画家が、無料でデッサンを教えるためのアトリエを開いたことがきっかけです。彼によって「塾としてのアトリエ」がヨーロッパに広まったと言えます。

 

この時期におけるヨーロッパでは、有名な芸術家たちは「仕事場としてのアトリエ」と、「塾としてのアトリエ」を同時にもっていたのです。

「アトリエ」の類義語

アトリエには以下のような類義語があります。

  • スタジオ:写真家・芸術家などの仕事場のこと
  • ワークショップ:仕事場、作業場のこと

ワークショップは、企業などが主催する「ビジネス系の体験型・参加型セミナー」として、近年よく使われるのを見ますね。

これは「仕事場で意見や知識を交換する」ことから派生した意味であることがわかります。

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まとめ

以上、この記事では「アトリエ」について解説しました。

英語表記 アトリエ(atelier)
意味 画家、彫刻家、工芸家などの仕事場や工房のこと
語源 古いフランス語で「大工」を意味する “atelier”
類義語 スタジオ、ワークショップ

「アトリエ」という言葉は何気なく日本語に定着しています。しかし、その語源や歴史を探ってみると、ヨーロッパの18世紀から19世紀の情景が浮かび上がって、歴史の重みを感じることができましたね。

日本においても、芸術がより身近に感じられるようになれば、よりいっそう実りのある生活になるのではないでしょうか。

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