今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アソート」です。
「アソート」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「アソート」をざっくり言うと……
英語表記 | アソート(assort) |
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意味 | 詰め合わせること、商品の品揃え、分類すること |
語源 | ラテン語の”sors” |
類義語 | バラエティ |
「アソート」の意味をスッキリ理解!
「アソート」の意味を詳しく
「アソート」とは、商品の品揃え、詰め合わせること、分類することです。
「アソート」は、場面によって様々な異なる意味を持っています。ここでは、大きく上記の3つの意味を紹介します。
1つ目は、「商品の品揃え」という意味です。この意味の場合は、主にアパレル業界で用いられます。ターゲットの年齢や特徴、コンセプトを見極め、商品のブランドやサイズ、色、価格などを検討し、どのような品揃えにするのかを「アソートする」と表します。
2つ目は、「詰め合わせる」という意味です。「お菓子のアソート」とよく耳にするように、「詰め合わせ」と言う意味として使用されます。
3つ目は、「分類すること」です。この意味の場合、物流業界でよく使用されます。商品を指示された通りに仕分けていく梱包作業方法のことを指します。たとえば、ベルトコンベアーを使って、流れ作業で商品を詰めていく梱包作業が「アソート」の例として挙げられます。
またこれらの意味を組み合わせて、「複数ある商品を分類してまとめて梱包すること」という意味として用いられることもあります。たとえば、同じブランドの製品を複数集めてギフトセットにしたり、オススメの商品を詰め合わせを作ったりすることを言います。
「アソート」の使い方
- 今シーズンのコンセプトは、「小柄な人たちをもっとスタイリッシュに」であるため、XS,Sサイズを多めに取り寄せ、今シーズンのアソートを作り上げた。
- バレンタインのお返しを、一人一人に用意するのは大変なので、チョコレートのアソートを買い、数人にまとめてお返しをした。
- クリスマスギフトとして販売する商品を、数人でアソートする。
- お歳暮に向けた商品として、売り上げが高い人気の商品を分類し、それらの商品をまとめたアソートを販売する。
①の「アソート」は、「商品の品揃え」として用いられています。
②の「アソート」は、「詰め合わせ」という意味で用いられています。味や形が異なるチョコレートを詰め合わせたセットのことです。小さなものを複数買うより、アソートのようなものを購入して、まとめてお返しする光景はよくみられます。
③の「アソート」は、「梱包作業方法」という意味です。数人で決められた位置に、決められたものをつめていく作業のことを言います。
④の「アソート」は、「複数ある商品を分類してまとめて梱包すること」として用いられています。
「アソート」の語源
アソートの語源はラテン語の “sors” です。
“sors”はラテン語で「くじ」という意味です。この意味から「割り当てる」という意味になったと言われています。
また、元の言葉は、「分類する」という意味を持っている “sort” です。それに、「~へ」という意味の “as”が付き、「~へ分類する」という意味になったと言われています。
「アソート」の類義語
アソートには以下のような類義語があります。
- バラエティ:多様性
「バラエティ」と「アソート」は似ていますが、違いがあります。「バラエティ」は様々な種類のあるもののことです。「アソート」は一種類のあるもののことです。
お菓子で例をあげると、「バラエティパック」は、複数の種類のお菓子を詰めたもの、「アソート」は、一種類のお菓子の味違いや色違いの商品を詰めたものとなります。
まとめ
以上、この記事では「アソート」について解説しました。
英語表記 | アソート(assort) |
---|---|
意味 | 詰め合わせること、商品の品揃え、分類すること |
語源 | ラテン語の”sors” |
類義語 | バラエティ |
意味を正しく理解できたでしょうか。「アソート」は様々な意味を持っていますが、「分類する」という意味から派生していると考えると、覚えやすいです。