今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アナリシス」です。
「アナリシス」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「アナリシス」をざっくり言うと……
英語表記 | アナリシス(analysis) |
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意味 | 分析・解析・分解 |
語源 | 「分析」という意味の英語“analysis” |
類義語 | アナライズ、アナライザー、アナリスト |
「アナリシス」の意味をスッキリ理解!
「アナリシス」の意味を詳しく
「アナリシス」とは、分析・解析・分解のことです。
メディアやビジネスの分野で耳にする機会が多い言葉です。
ちなみに「分析」は「物事をいくつかの要素に分け、その要素・成分・構成などを細かい点まで調べること」で、「解析」は「事柄を細かく分けて、組織的・論理的に調べること」という意味があります。
「アナリシス」の使い方
「アナリシス」には以下のような使い方があります。
- ビッグデータアナリシスを学ぶ講座を受講する。
- リスクアナリシスの重要性を訴える。
- オールソースアナリシスには時間がかかる。
以上のように「○○アナリシス」と言うことで「何の分析なのか」を明確にすることができます。
「ビッグデータアナリシス」「リスクアナリシス」「オールソースアナリシス」それぞれの意味を見ていきましょう。
「ビッグデータアナリシス」の意味
「ビッグデータアナリシス」とは、その名の通り、「ビッグデータの解析・分析」のことです。
「ビッグデータ」とは、「さまざまな形をした、さまざまな性格を持った、さまざまな種類のデータ」のことです。
データの性質である量、発生頻度、多様性、変動性、複雑性において高い水準を示すデータのことを指します。
これをコンピューターによって大量に行う分析が「ビッグデータアナリシス」です。
「リスクアナリシス」の意味
「リスクアナリシス」とは、食品の安全性確保のために行われる分析のことです。
食品に含まれる危害要因により人の健康に悪影響を及ぼさないように、その発生を防止したり、リスクを低減するための考え方です。
「オールソースアナリシス」の意味
「オールソースアナリシス」とは、政府が保有するあらゆる情報手段を活用した総合的な分析のことです。
政府の重要な政策判断に反映される重要な分析になります。
政府の情報コミュニティーが収集した情報を一括に集めた上で分析します。
「アナリシス」の語源
「アナリシス」の語源は英語の “analysis” です。
また、英語の “analysis”はギリシア語に由来しています。もともとは、「ほどく」という意味のギリシア語から生まれた言葉です。
“ana” の部分が「全体」「~を」という意味で、他の部分が「ほどく」という意味です。
また、 “analysis”の意味は以下の5つです。
- 分析
- 解析
- 分解
- (文の)解剖
- 精神分析
基本的には、「分析」「分解」という意味で使われます。カタカナ語の「アナリシス」と同じ意味だということがわかります。
「アナリシス」の類義語
「アナリシス」には以下のような類義語があります。
- アナライズ:分析すること
- アナライザー:分析する対象のこと
- アナリスト:分析する人、研究者のこと
「アナリシス」と「アナライズ」の違い
アナライズの由来は英語の “analyze” です。名詞の「アナリシス(analysis)」から語尾を “ze” に変換して動詞化した単語です。
つまり、英語で考えると“analyze” は「分析すること」という動詞、 “analysis” は「分析」という名詞の意味になります。
しかし、カタカナ語の「アナライズ」は動詞ではなく「分析・解析」という意味の名詞で使われることがほとんどです。
そのため、カタカナ語の「アナライズ」と「アナリシス」は同じ意味を持ちます。
「アナライズ」の詳しい記事はコチラからご覧ください。
まとめ
以上、この記事では「アナリシス」について解説しました。
英語表記 | アナリシス(analysis) |
---|---|
意味 | 分析・解析・分解 |
語源 | 「分析」という意味の英語“analysis” |
類義語 | アナライズ、アナライザー、アナリスト |
「アナリシス」は、「リスクアナリシス」のように複合語として使われることが多いです。この場合は、「何に関する分析なのか」が限定されるので、複合語それぞれの意味もしっかりと覚えておけるといいですね。