故事成語「天地は万物の逆旅」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「天地は万物の逆旅(てんちはばんぶつのげきりょ)」です。

意味や使い方、由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「天地は万物の逆旅」の意味をスッキリ理解!

天地は万物の逆旅(てんちはばんぶつのげきりょ):全てのものは移ろいやすくはかないこと

「天地は万物の逆旅」の意味を詳しく

「天地は万物の逆旅」とは、「この世のすべてのものは、うつろいやすくはかないということ」の例えです。

「逆旅」は「げきりょ」と読みます。「ぎゃくたび」や「さかたび」などのように間違った読み方をしないように注意しましょう。

また、「天地は万物の逆旅なり」などの言い方もあります。

 

「逆旅」とは、「逆の旅」ではなく、「旅人が泊っていく宿屋」を指す言葉です。

旅人は、宿屋に長く住むわけでじゃはなく、すぐにどこかへ旅立ってしまいます。

つまり、天地(この世、現世)は、旅人がすぐに旅立っていく宿屋のように、すべての生き物が死ぬまでのわずかな間に泊るものに過ぎないという意味になります。

そこから、「この世のすべてのものは、はかなく変わりやすいものだ」という意味になりました。

 

実は、この故事成語には続きがあります。

「天地は万物の逆旅、光陰は百代の過客」で1セットです。

「光陰」は「月日」や「時間」のことを指します。「百代」とは「百代にわたるほど長い間」という意味から「永遠の」という意味に転じました。

また、「過客」は「旅人」の意味です。

 

つまり、後半の部分は「月日とは、永遠に旅を続ける旅人のようなものである」という意味です。

この部分が無くても故事成語としての主な意味が伝わるので、省略されてしまうことが多いです。

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「天地は万物の逆旅」の使い方

  1. 久しぶりに会ったら、みんなすっかり大人になっていた。天地は万物の逆旅だね。
  2. 天地は万物の逆旅と言うように、永遠に変わらないものなどない。

「天地は万物の逆旅」の由来

「天地は万物の逆旅」の出典は、『春夜宴桃李園序』です。

これは、唐の時代の詩人である李白が作ったものです。

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「天地は万物の逆旅」の類義語

「天地は万物の逆旅」には以下のような類義語があります。

  • 諸行無常:この世ははかなく移ろいゆくものだということ
  • 盛者必衰のことわり:この世は無常で、勢いの盛んな者もいつかは衰えるということ

「天地は万物の逆旅」の対義語

「天地は万物の逆旅」には以下のような対義語があります。

  • 恒常不変:どんなことがあっても変わらないこと
  • 永劫不変:永遠に変わることがないこと
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まとめ

以上、この記事では「天地は万物の逆旅」について解説しました。

読み方 天地は万物の逆旅(てんちはばんぶつのげきりょ)
意味 この世のすべてのものは、移ろいやすくはかないこと
由来 中国の古書である『春夜宴桃李園序』から
類義語 諸行無常、盛者必衰のことわり
対義語 恒常不変、永劫不変

「天地は万物の逆旅」は、あまり聞き慣れない言葉でしょう。

日常生活でも使うことはそれほど多くないと思います。

しかし、小説や文献で登場することはあるので、由来なども含めてしっかり覚えておきましょう。

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