今回ご紹介する言葉は、熟語の「審美眼」です。
言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「審美眼」をざっくり言うと……
読み方 | 審美眼(しんびがん) |
---|---|
意味 | 美しいもの、価値のあるものを見分けることのできる能力 |
語源 | 「美しさを見分ける能力」という意味の漢字 |
類義語 | 洞察力、鑑識、目利き |
英語訳 | “aesthetic sense” (審美眼) “eyes for beauty” (審美眼) “a sense of beauty” (審美眼) |
「審美眼」の意味をスッキリ理解!
「審美眼」の意味を詳しく
「審美眼」とは、「美しいもの、価値のあるものを見分けることのできる能力」のことです。
「審美眼」は、そもそも「美を識別する能力」という意味でした。「美しいものと醜いものを見分けたり、美しさを測ったりする能力」を「眼」を用いて表す言葉です。
そこから、「美しさ」だけでなく、「物の価値」を識別するという意味が生まれました。
ここで言う「価値」とは、単純に金額的なものだけではありません。金額的な価値はないけれど、人にいい影響を与えるものなども含まれるのです。
「審美眼」の使い方
「審美眼」は以下のような形で使われることが多いです。
- 審美眼を持つ
- 審美眼が優れている
- 審美眼を磨く
- 審美眼が鋭い
それぞれの使い方と意味を見ていきましょう。
「審美眼を持つ」の意味
「審美眼を持つ」とは、「ある人に美しいもの、価値のあるものを見分けることのできる能力がある」という意味です。
「審美眼が優れている」の意味
「審美眼が優れている」とは、「美しいもの、価値のあるものを見分けることのできる能力が他に勝っている」という意味です。
「審美眼」は誰にでもあるわけではありません。そのため、「審美眼がある」と言う時点で、美しさを見分ける能力は人よりは優れていることになります。
しかし、その中でも、特に優れた能力がある人を上のように言い表すのです。
「審美眼を磨く」の意味
「審美眼を磨く」とは、「美しいものや価値のある物を見たり聞いたりすることで、美を識別する能力を高めていくこと」です。
ただし、単純な暗記の勉強のように、芸術品や高価なものを見れば、必ず審美眼が磨かれるとは断言できません。
「審美眼が鋭い」の意味
「審美眼が鋭い」とは、「美しいものを見極める力が非常に高く、美しさや価値を正確に評価する能力に優れていること」を指します。
「眼」という言葉が使われているため、「目線が鋭い」などの表現と同じように使うことができます。
「審美眼」の語源
「審美眼」の漢字の意味は以下の通りです。
- 審:物事を詳しく調べて明らかにする・はっきりとよしあしを見分ける
- 美:外形がりっぱできれい
- 眼:物事をみわける能力
「眼」という漢字に「能力」という意味が含まれていることがわかります。
「審美眼」の類義語
「審美眼」には以下のような類義語があります。
- 洞察力(どうさつりょく):物事を深く鋭く見抜く力
- 鑑識(かんしき):物を鑑定し見きわめる力
- 目利き:ものごとの真偽・良し悪しを見分けること
- 慧眼(けいがん):本質を見抜く力
- 炯眼(けいがん):物事を見抜く力
「審美眼」の英語訳
「審美眼」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- aesthetic sense
(審美眼) - eyes for beauty
(審美眼) - a sense of beauty
(審美眼)
まとめ
以上、この記事では「審美眼」について解説しました。
読み方 | 審美眼(しんびがん) |
---|---|
意味 | 美しいもの、価値のあるものを見分けることのできる能力 |
語源 | 「美しさを見分ける能力」という意味の漢字 |
類義語 | 洞察力、鑑識、目利き |
英語訳 | “aesthetic sense” (審美眼) “eyes for beauty” (審美眼) “a sense of beauty” (審美眼) |
類義語や英語訳が複数あるので、使いこなせるようにしておきましょう。