今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アドイン」です。
「アドイン」の意味、使い方、語源、類義語、「アドオン」との違いについてわかりやすく解説します。
☆「アドイン」をざっくり言うと……
英語表記 | テーマ(add in) |
---|---|
意味 | ソフトウェアへ機能を追加すること、または追加する機能のこと |
語源 | 「追加する」という意味の英単語 “add in” |
類義語 | アドオン |
「アドオン」との違い | 「アドオン」はMicrosoftのソフト、「アドイン」はブラウザに使う |
「アドイン」の意味をスッキリ理解!
「アドイン」の意味を詳しく
「アドイン」とは、ソフトウェアへ機能を追加すること、または追加する機能のことです。
ソフトウェアとは、コンピューターを動かすプログラムのことです。コンピューター自体や周辺機器などのように目に見える機械をハードウェアと呼ぶのに対し、ソフトウェアはその中に入っている目に見えないシステムのことです。
ソフトウェアの初期設定では、多くの人が使う標準的な機能だけが搭載されています。そこに新しいプログラムを追加することで機能を拡張することができるのです。
この「新しいプログラムを追加して、機能を拡張する行為」を「アドイン」と言います。さらに、「新しく追加するプログラム」自体を「アドイン」と呼ぶこともあるのです。
「アドイン」の使い方
「アドイン」には以下のような使い方があります。
- このアドインをインストールしたら作業効率が格段に上がった。
- アドイン機能について勉強する必要がある。
- このソフトウェアでは機能が足りないので、次の作業をするにはアドインが必要だ。
➊の「アドイン」は、「機能を拡張するための新しいプログラム」という意味で使われています。
また、「インストールすることで追加できる機能」のことを➋のように「アドイン機能」と呼ぶことがあります。
➌の「アドイン」は、「新しいプログラムを追加して、機能を拡張する行為」と「新しく追加するプログラム」のどちらの意味でも解釈することができます。
「アドイン」の語源
「アドイン」の語源は英語の “add in” です。
英語の “add in”には、名詞としての意味と、動詞としての意味があります。
名詞としては「(アプリケーションなどの)拡張機能」という意味があります。
また、動詞としての意味は以下の3つがあります。
- 追加する
- 組み込む
- 取り入れる
カタカナ語の「アドイン」は「ソフトウェアの拡張機能、またはこれをインストールすること」という意味に限定されます。
単に「追加する」という意味はないので注意しましょう。
「アドイン」の類義語
「アドイン」には以下のような類義語があります。
- アドオン:ソフトウェアの拡張機能、またはこれをインストールすること
「アドイン」と「アドオン」の意味はほとんど同じですが、わずかな違いがあります。
次の項で「アドオン」と「アドイン」の違いを詳しく説明します。
「アドオン」との違い
「アドオン」は英語で “add on” です。「アドイン」とは、 “in” と “on” の部分が異なります。
「アドイン」は新機能を既存のソフトウェアの中に加えること、「アドオン」は上から付け足すことというイメージの違いがあるのですが、英単語としての意味は変わりません。
ただし、カタカナ語の「アドイン」は「Internet explorer」や「Google chrome」などのブラウザに対しては使うことが多く、「アドオン」はMicrosoftのソフトに対して使うことが多いです。
「ブラウザ」とは、「Internet explorer」のようにインターネット上のウェブ ページの情報を画面上に表示するためのソフトのことです。「Microsoftのソフト」とはMicrosoft社が出しているソフトのことで、具体的にはワードやエクセル、Outlookメールなどがあります。
まとめ
以上、この記事では「アドイン」について解説しました。
英語表記 | テーマ(add in) |
---|---|
意味 | ソフトウェアへ機能を追加すること、または追加する機能のこと |
語源 | 「追加する」という意味の英単語 “add in” |
類義語 | アドオン |
「アドオン」との違い | 「アドオン」はMicrosoftのソフト、「アドイン」はブラウザに使う |
「アドイン」は、英単語とカタカナ語の意味の違いを覚えておきましょう。