「アーベント」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アーベント」です。

「アーベント」の意味、使い方、類義語についてわかりやすく解説します。

「アーベント」の意味をスッキリ理解!

アーベント(abend):夕方から始まる催し物

「アーベント」の意味を詳しく

「アーベント」とはドイツ語で、夕方、晩、祭日などの前夜を意味する言葉です。

日本語では「夕方の音楽会、講演会」などの名詞として使われるほかに、「~の夕べ」という意味として、「ベートーベンアーベント」や「バッハアーベント」などのように、イベントの表題として使われることがあります。

また、登山の用語に「アーベントロート」というものがあります。これは、夕焼けが山肌を照らすことによって、赤く染まって見える現象のことを言います。

たとえば、赤富士や夕焼けに照らされたエアーズロックなどを思い浮かべてもらえればイメージしやすいのではないでしょうか。

「アーベント」の使い方

「アーベント」の例文
  1. 今晩、知り合いが出演するアーベントを見に行くつもりだ。
  2. 私は毎週土曜には音楽鑑賞のアーベントを開いており、多くの人が足を運んでくれている。
  3. エアーズロックのアーベントロートは秋から冬にかけてが最もきれいだ。

①の例文の「アーベント」は「夕方に開催される催し物」の意味で使われています。はっきりと音楽会や講演会といった言葉は使われていませんが、何となく「夕方に何かイベントを見に行く」というようなニュアンスで使われています。

②の例文は「アーベント」は「夕方の集まり」という意味で使っています。①の意味と大きな違いはありませんが、「アーベント」は必ずしも大きな催しだけでなく、個人主催の小さなイベントにも使うことができます。

③の例文「アーベントロート」は「夕日に照らされ山肌が赤く見えること」という登山用語の1つです。この言葉は、「夕方」を指す「アーベント」に、ドイツ語で「赤い」という意味の「ロート」が組み合わさってできています。

①~③のように、「アーベント」は名詞や「夕方の~」という意味の修飾語として使われています。

「アーベント」の類義語

「アーベント」には以下のような類義語があります。

  • 日暮れ時:日が西に傾いて、あたりが暗くなり始めるころ
  • 黄昏:薄暗くなった夕方。比喩的に、盛りを過ぎて勢いを衰えること
  • コンサート:演奏会

「アーベントロート」と「モルゲンロート」

登山用語の「アーベントロート」と似ている用語で、「モルゲンロート」という用語があります。

「モルゲンロート」とは、「朝焼けが山肌を赤く染めること」を言います。

まだ夜が明けきらない早朝に、東の空から朝焼けが差し込むことで山脈や雲が赤く染まるという光景は「アーベントロート」と同様、山が最も美しく見える瞬間のひとつです。

また、この姿は山脈が赤々と燃えあがるようにも見えるので、「アルペングリューエン」と呼ぶ人もいます。アルペングリューエンとは、ドイツ語で山を意味する「Alpen(アルプス)」と燃えることを意味する「gluehen(グリューエン)」が組み合わさってできています。

「モルゲンロート」が美しい山
「モルゲンロート」が美しい山として、紅葉で有名な長野県の涸沢(からさわ)カールが挙げられます。カールとは、氷河によってお椀状に削られた地形のことです。

9月後半には、赤、黄色、黄緑など色とりどりの紅葉が広がります。そこへ燃えるように赤々とした「モルゲンロート」が調和することで、ヨーロッパの大自然を思わせる壮大な眺めを一望できます。

まとめ

以上、この記事では「アーベント」について解説しました。

英語表記アーベント(abend)
意味夕方から始まる催し物
類義語日暮れ時、黄昏、コンサートなど
「アーベントロート」と「モルゲンロート」「モルゲンロート」の意味と事例の紹介

「アーベント」という言葉は、あまり聞きなれない言葉だと思います。だからこそ、この機会にしっかりと意味を覚えてみてはいかがでしょうか。