「ロマンス」の意味とは？使い方から英語や類語まで例文付きで解説

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ロマンス」です。

「ロマンス」の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「ロマンス」をざっくり言うと……

「ロマンス」の意味をスッキリ理解！

「ロマンス」の意味を詳しく

「ロマンス」には、三つの意味があります。

その意味が時代と共に変化し、現在では「ロマンス」は「男女間の愛情に関する話や事件」「現実にはめったにないような物語」という意味になりました。

また、音楽用語としての「ロマンス」は、「叙情的な歌曲・小規模な器楽曲」という意味を持ちます。

「ロマンス」「ロマン」「ロマンティック」の違い

「ロマンス」と似た意味を持つ「ロマン」と「ロマンティック」の違いについて見ていきます。

「ロマン」が男性的思考、「ロマンス」は女性的思考という特徴があるため、覚えておきましょう。

「ロマンチック」は、「ロマンス」の形容詞形です。そのため「ロマンス」と同様に女性の空想的なニュアンスを含み「恋に対する感情」や「夢見がちな心情」を指します。

「ロマンス」の使い方

オタ芸の「ロマンス」

コンサートやライブなどにおいてファンが繰り広げる、「独特な動きを伴う踊り」であるオタ芸にも「ロマンス」という振り付けがあります。

これはオタ芸の基本となり、両手にサイリュームを持ち、腕を円を描くように振ることを「ロマンス」と言います。このように「ロマンス」は、様々な場面で使用されています。

「ロマンス」の語源

「ロマンス」の語源は英語の “romance” です。

“romance” の語源は “romanticism” (ロマン主義)とされており、ロマンとは、もともとはローマ(地名)を指していました。

ローマ帝国時代の支配階級の人々は、古いラテン語の読み書きができましたが、一般の市民は、ロマンス語を使用していました。

そして、ロマンス語を使って記された文学には、一般の人が楽しめる恋愛話や冒険話が多かったため、そのような文学をまとめて「ロマンス」と呼ぶようになりました。

「ロマンス」の類義語

「ロマンス」には以下のような類義語があります。

「ロマンス」には「恋愛に関する事柄や物語」という意味があるため、「男女の恋愛模様」を表わす「恋愛関係」「色恋」「痴話」「色事」が類義語となっています。

「ロマンス」の英語訳

「ロマンス」を英語に訳すと、次のような表現になります。

まとめ

以上、この記事では「ロマンス」について解説しました。

「ロマンス」は、「空想上の物語」「恋愛に関する事柄」「ロマンス音楽」などの多様な意味を持つ言葉です。「ロマンス」は、恋愛的な女性的思考を表しているため、男性が使用する際は「ロマン」と表現するのが適切です。