今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ブランク」です。
「ブランク」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
☆「ブランク」をざっくり言うと……
英語表記 | ブランク(blank) |
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意味 | 空白、空欄 |
語源 | 英語のblank |
類義語 | スペース、マージンなど |
「ブランク」の意味をスッキリ理解!
「ブランク」の意味を詳しく
「ブランク」は「空白」「空欄」という意味のカタカナ語です。たとえば、試験で穴埋め問題があったとします。穴の部分が空白になっていることが多いですが、その穴の部分を「ブランク」と言います。
その他の意味も詳しく見てみましょう。
化学実験での意味
「ブランク」は化学実験で「ブランクテスト」という形で使います。日本語に訳すと「空実験」で、評価する対象物を抜いた状態で行う実験です。
実験は完全なる無菌で行わない限り、容器や実験室などの不純物によって実験の結果が左右されてしまいます。そこで、実験する時の試料を分析する時に、試料を用いないで実際の実験と同様の操作を試してみることがあります。
このことを「ブランクテスト」と言います。
IT分野での意味
IT分野でも「ブランク」は使います。その場合の意味は「情報の記録が全くない状態」です。たとえば、パソコンのハードディスクにはデータが入っていますが、データが全く入っていない状態を「ブランク」と言います。
CD-Rなどデータが全く入っていない状態のものを「ブランクメディア」と言うこともあります。
プログラムでの意味
一方で、プログラムでも「ブランク」は使用します。この場合は「空白文字」という意味です。プログラムの中にある空行や空白文字のことを指します。
プログラム自体を見やすくするために挿入します。
スポーツでの意味
スポーツ分野でも「空白の期間」と言う意味で「ブランク」を使います。たとえば、ずっとサッカーをやっていたけど引退した選手がいたとします。
もし、10年ぶりにサッカーをプレイすることになると、この何もしていない10年間のことを「ブランク期間」と言うことができます。
また、スポーツ以外でも、幅広い分野で応用可能です。たとえば、アルバイトなどで関連した分野から遠ざかっていた期間があったとしても「ブランクOK」という条件でアルバイトに応募可能な場合もあります。
製造業での意味
製造業でも「ブランク」は使います。加工前の材料そのものや、加工が仕上がっていないものを「ブランク」「ブランク品」と言います。
「ブランク」の使い方
- 長年のブランクがあってパフォーマンスが上手くいかない。
- ブランクメディアを挿入してください。
- ブランク品を加工する。
①の例文のように「ブランク」は多くの場合、空白の時間を表す時に使います。②はIT、③は加工に関しての例文です。
「ブランク」の語源
「ブランク」の語源は英語のblankです。「白紙の」「空白の」という意味です。
一方で使い方によっては、罵るような意味合いもあるので、使う時には注意しましょう。
「ブランク」の類義語
「ブランク」には以下のような類義語があります。
スペース
「スペース」は「空白」という意味のカタカナ語です。パソコンのキーボードにも「スペースキー」があります。押すと空白が入ります。
しかしながら、「ブランク」のように「空白の期間」を表す時には使いません。
マージン
「マージン」は「余白」という意味です。よく印刷分野で使いますが、印刷するページの四隅の余白のことを指します。
こちらも「ブランク」と同様に「空白の期間」を表す時には使いません。
まとめ
以上、この記事では「ブランク」について解説しました。
英語表記 | ブランク(blank) |
---|---|
意味 | 空白、空欄 |
語源 | 英語のblank |
類義語 | スペース、マージンなど |
「ブランク」は日常生活でもよく使う単語です。やはり、意味が分からないと困る時もあります。
ぜひ、この記事を参考にして「ブランク」の意味や使い方を覚えましょう。