「気炎万丈」の意味とは?使い方から英語や類義語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「気炎万丈」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「気炎万丈」をざっくり言うと……

読み方気炎万丈(きえんばんじょう)
意味意気込みが他の人を圧倒するまでに盛んな状態であること・活気づいた議論のこと
由来人の気持ちが高まっているのを、高く燃え上がる炎に例えた言葉
類義語意気軒昂、意気揚々、意気衝天、血気盛ん
対義語意気消沈
英語訳in high spirits(やる気に満ちて)
filled with spirits(やる気に満ちて)

「気炎万丈」の意味をスッキリ理解!

気炎万丈(きえんばんじょう):意気込みが他の人を圧倒するまでに盛んな状態であること・活気づいた議論のこと

「気炎万丈」の意味を詳しく

「気炎万丈」とは、意気込みが他の人を圧倒するまでに盛んな状態であること・活気づいた議論のことです。

人の状態と、議論のようす両方を表すことができる四字熟語です。

「意気込みが盛んなこと」の意味

「気炎万丈」には、「意気込みが他の人を圧倒するまでに盛んな状態であること」という意味があります。

ただ単に「やる気がある」と言うよりも、他の人が圧倒されるくらいの意気込みを感じさせるような状態のことです。

「活気づいた議論」の意味

「気炎万丈」には、「活気づいた議論」という意味があります。

「意気盛んな談論」と説明されることも多いです。

「意気盛ん」とは、「何かを成そうという気持ちで活気づいているさま」「積極的な心持ちになっているさま」を表します。また、「談論」とは、談話や議論のことです。

つまり、積極的にかわされる議論やおしゃべりを表すのです。

「気炎万丈」の使い方

  1. 気炎万丈な議論は、その後3時間も続いた。
  2. 彼はなにごとにも積極的で、気炎万丈な人物と言えるでしょう。
  3. 自分の得意分野では気炎万丈だったが、苦手なものになった途端おとなしいね。

例文のように「気炎万丈な○○」や「気炎万丈だ」などの形で使われます。

➊の「気炎万丈」は、「議論が活気づいているようす」を表しています。

➋と➌の「気炎万丈」は、「人の意気込みが盛んな状態」を表しています。

「気炎万丈」の由来

「気炎万丈」のそれぞれの文字には、以下のような意味があります。

  • :心の動き・状態・働きのこと
  • :燃え立っている火のこと
  • :数・量が極めて多いこと・充分にあること
  • :尺貫法の長さの単位

「万」は「万事」などに使われているように、「とにかく多いこと」を表す文字です。ここから、「万丈」が「非常に高いこと」を表すことがわかります。

「気炎万丈」は、「人の気持ちが高まっているのを、高く燃え上がる炎に例えた言葉」です。

「気炎万丈」の類義語

「気炎万丈」には以下のような類義語があります。

  • 意気揚々(いきようよう):元気に、はつらつとして物事を行うさま
  • 意気軒昂(いきけんこう): 意気込んで奮い立つさま・元気や勢力が盛んで威勢のいいようす
  • 意気衝天(いきしょうてん):意気込みや元気が、このうえなく盛んな状態
  • 血気盛ん(けっきさかん):心身ともに活力のみなぎるさま

「衝天」とは、漢字の通り「天井に衝突する」という意味です。「軒昂」も、「高くあがること」を意味しています。

つまり、「意気軒昂」と「意気衝天」は、やる気が上がるようすを表す四字熟語です。

「血気盛ん」は、四字熟語ではありませんが、よく使われる言葉です。

「気炎万丈」の対義語

「気炎万丈」には以下のような対義語があります。

  • 意気消沈(いきしょうちん):元気をなくし、沈みこむこと

「気炎万丈」の英語訳

「気炎万丈」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • in high spirits
    (やる気に満ちて)
  • filled with spirits
    (やる気に満ちて)

まとめ

以上、この記事では「気炎万丈」について解説しました。

読み方気炎万丈(きえんばんじょう)
意味意気込みが他の人を圧倒するまでに盛んな状態であること・活気づいた議論のこと
由来人の気持ちが高まっているのを、高く燃え上がる炎に例えた言葉
類義語意気軒昂、意気揚々、意気衝天、血気盛ん
対義語意気消沈
英語訳in high spirits(やる気に満ちて)
filled with spirits(やる気に満ちて)

「気炎万丈」は、やる気があることを表すポジティブな四字熟語です。しっかりを意味を理解し、生活の中でも使ってみましょう。