今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「フィーリング」です。
「フィーリング」の意味・使い方・語源・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。
☆「フィーリング」をざっくり言うと……
英語表記 | フィーリング(feeling) |
---|---|
意味 | 直感的な雰囲気、気分 |
語源 | 英語のfeeling |
類義語 | 気、馬が合うなど |
対義語 | ロジックなど |
このページの目次
「フィーリング」の意味をスッキリ理解!
「フィーリング」の意味を詳しく
「フィーリング」は「直感的な雰囲気」「気分」という意味のカタカナ語です。特に深く考えないで、自発的に思ったことを「フィーリング」と言います。
たとえば、左か右かに別れる道があったとします。「道が険しい」「安全そう」というような理由はたくさんありますが、深く考えずによいと思った方が右の道だったとします。このような状況を「フィーリングで決める」と言います。
「フィーリング」の使い方
- フィーリングで今の彼氏と付き合っている。
- 音楽で自分のフィーリングを表現する。
- フィーリング評価で車を選ぶ。
「フィーリング」を使うのは恋愛、芸術などの感覚が重要な分野について言及する時です。
①の例文は恋愛に関する例文です。最もよく使う「フィーリング」の用法です。「フィーリングで付き合う」とは好きなものや嫌いなものが一緒だったり、一緒にいて心地がよかったりという理由で付き合うことです。
言葉で説明できないような感覚で付き合うことを特に指します。
②の例文は音楽に関する例文です。音楽以外にも芸術分野全般に対して「フィーリング」は使います。例文の「フィーリング」は「気持ち」「感情」という意味です。要するに自分の気持ちを音楽で表現したと言っています。
また、直感的な音楽や芸術の好き嫌いを「フィーリング」で表現することもあります。たとえば、「フィーリングであの音楽が嫌い」などです。
③の例文は車に関してです。「フィーリング評価」とは自動車用語で「自動車の安全性や操縦性を機能面で見るのではなく、実際に運転してみて大丈夫か感覚で判断すること」です。
「フィーリング」の語源
「フィーリング」の語源は英語のfeelingです。意味はカタカナ語と同じで「感じ」「感覚」です。
また、feelingは名詞ですが動詞として使う場合にはfeelを使います。
「フィーリング」の類義語
「フィーリング」には以下のような類義語があります。
- 気:心の動き、精神
- 馬が合う:性格などが一致すること
気
「気」とは「心の動き」「精神」という意味です。「フィーリング」がアメリカの英語が語源ならば、「気」は中国語の漢字が語源です。「フィーリングが合う」ということを「気が合う」ということもあります。
馬が合う
「馬が合う」とは「性格などが一致すること」という意味です。「馬」だけでは「フィーリング」という意味はありませんが、「馬が合う」と表現することで、「好みや性格が一致する」という意味になります。
語源は乗馬です。乗馬する時には、馬に乗る人と馬の相性がよくなければなりません。そこから「馬が合う」という表現が慣用句になったのです。
「フィーリング」の対義語
「フィーリング」には以下のような対義語があります。
- ロジック:論理
ロジック
「ロジック」とは「論理」という意味のカタカナ語です。「フィーリング」のように「なんとなく」という理由ではなく、「AはB、BはCだからAはCである。」というように道筋を立てることです。
特に学術的な論文などでは「ロジック」が重要になります。
まとめ
以上、この記事では「フィーリング」について解説しました。
英語表記 | フィーリング(feeling) |
---|---|
意味 | 直感的な雰囲気、気分 |
語源 | 英語のfeeling |
類義語 | 気、馬が合うなど |
対義語 | ロジックなど |
「フィーリング」は日常生活でもよく使う単語です。
ぜひ、この記事を参考にして「フィーリング」の意味や使い方を覚えましょう。