今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ニアミス」です。
「ニアミス」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「ニアミス」をざっくり言うと……
英語表記 | ニアミス(near miss) |
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意味 | 故や危険に直面しそうなこと・惜しくも失敗すること・すれ違い |
語源 | 「異常接近」を意味する英単語 “near miss” |
類義語 | ニアピン、ケアレスミス |
「ニアミス」の意味をスッキリ理解!
「ニアミス」の意味を詳しく
「ニアミス」とは、事故や危険に直面しそうなこと・惜しくも失敗すること・すれ違いのことです。
それぞれの意味を見ていきましょう。
「事故や危険に直面しそうなこと」の意味
「ニアミス」には、「事故や危険に直面しそうなこと」という意味があります。
交通事故などを表すときによく使われる他、命にかかわるような危ない場面を表します。
「惜しくも失敗すること」の意味
「ニアミス」は「惜しい」という意味でも使われます。「目標を達成しそうだったのに惜しくも失敗してしまうこと」を「ニアミス」と言うことがあるのです。
また、時間・場所・課題・考え方などについて「近いけれど、間違っている」という意味で「ニアミス」を使います。
数学の問題をすらすら解けたのに、最後の計算を間違えてしまったときなどは「ニアミス」であると言えます。
「すれ違い」の意味
「ニアミス」には、「人と人がすれ違うこと」「人と人がいれ違うこと」という意味があります。
肯定的な相手に対して使われる場合と否定的な相手に対して使われる場合があります。
- 肯定的な相手:運命の人や会いたい人とすれ違ってしまうこと
- 否定的な相手:会いたくない人と会いそうになること・合わずに済むこと
「否定的な相手とのニアミス」は、不仲な人同士や、共演NGになっている芸能人が出合いそうになったときなどに使われます。
「合わせてはいけない人同士が危うく会いそうになってしまうこと」と「会いたくない人とギリギリのところで合わずに済んだこと」の両方の意味で使われます。
「ニアミス」の使い方
「ニアミス」には以下のような使い方があります。
- さっきの信号で、歩行者と自転車がニアミスしてたんだよ!
- 君の課題はニアミスだったから、もう少し頑張れば正解にたどり着くだろう。
- 1点差で勝利を逃すというニアミスをしてしまった。
- 到着時間が遅れたせいで友人とニアミスした。
- 共演NGの二人がニアミスして現場がピリついた。
- さっき部長とニアミスして危なかったよ。
➊の「ニアミス」は、「事故や危険に直面しそうなこと」という意味で使われています。「歩行者と自転車がぶつかって事故になりそうだった」という文章です。
➋の「ニアミス」は、「近いけれど、間違っている」という意味で使われています。「間違っているけれど惜しい」という意味です。
➌の「ニアミス」は、「目標を達成しそうだったのに惜しくも失敗してしまうこと」という意味で使われています。
➍から➏の「ニアミス」は、「人と人のすれ違い」について使われています。
➍の「ニアミス」は、「会いたい人とすれ違ってしまうこと」という意味で使われています。
➎の「ニアミス」は、「合わせてはいけない二人が会いそうになること」という意味で使われています。
➏の「ニアミス」は、「会いたくない人とギリギリ合わずに済むこと」という意味で使われています。
「ニアミス」の語源
「ニアミス」の語源は英語の “near miss” です。
失敗(miss)に近い(near)という意味の英単語で、「異常接近」「惜しい失敗」などの意味があります。
もともとは、「航空機が異常に接近すること」を表す言葉でした。
「ニアミス」の類義語
「ニアミス」には以下のような類義語があります。
- ニアピン:惜しいこと
- ケアレスミス:不注意による誤り
まとめ
以上、この記事では「ニアミス」について解説しました。
英語表記 | ニアミス(near miss) |
---|---|
意味 | 故や危険に直面しそうなこと・惜しくも失敗すること・すれ違い |
語源 | 「異常接近」を意味する英単語 “near miss” |
類義語 | ニアピン、ケアレスミス |
「ニアミス」はよく使われる言葉ですが、意味が複数あるので使い方に注意しましょう。