「ケアレスミス」の意味とは？使い方から英語や対義語まで例文付きで

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ケアレスミス」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「ケアレスミス」をざっくり言うと……

「ケアレスミス」の意味をスッキリ理解！

「ケアレスミス」の意味を詳しく

「ケアレスミス」は、注意さえしておけば防げたはずの過ちを表します。

「自分自身の知識量や能力が不足していたことによる失敗」ではなく、「単なる注意不足によって引き起った間違いや誤り」を指します。

「ミス」と「ケアレスミス」の違い

「ミス」を「ケアレスミス」と同じ意味で使用してる人もいますが、「ミス」は「ただの失敗」という意味を持っています。

「ケアレスミス」の使い方

①、②の「ケアレスミス」は、「自分の不注意によって引き起った過ち」を指しています。「ケアレスミス」の要因は人によって様々ですが、原因は自分自身の不注意であることはどんな場合でも変わりません。

「ケアレスミス」を使用した表現

「ケアレスミス＋を＋動詞」の形で使用されるのが一般的です。

また、「ケアレスミス＋が＋形容詞」で「頻度」を表すことができます。

「ケアレスミス」の語源

　　
語源は英語の “careless mistake” を略した外来語です。 “careless” は「 Care (注意) + less (ない)」から成り立っています。「間違いをする」という意味の “mistake” と組み合わせで「不注意なミス」という意味になりました。

「ケアレスミス」の類義語

ケアレスミスには以下のような類義語があります。

「凡ミス」は、「特に目立たない・普通」という意味の「凡」と、「まちがえること」を表す「ミス」が組み合わさり「つまらないミス」を意味しています。

「とちる」には、「やり損なう」という意味があります。「舞台などで俳優がセリフや仕草を間違えること」を「とちり」と表したことが始まりだと言われています。

「ぽか」は、「思いがけない失敗」を意味し、一般的に「ぽかをする」「ぽかをやる」という言い回しで使用されます。

「へま」には、①「間抜けで気の利かないこと」　②「それによる失敗」という2つの意味があります。後者が「ケアレスミス」と同じ意味で使用されます。

「ケアレスミス」の対義語

ケアレスミスには以下のような対義語があります。

「注意深い」は、「注意を入念に行う様子」を表す熟語です。注意深いことで「ケアレスミス」を行うことが少なくなるため、対義語として適切です。

「ケアレスミス」の英語訳

ケアレスミスを英語に訳すと、次のような表現になります。

“miss” は動詞で「～を打ち損なう、～を捕え損なう」という意味を持っていますが、“miss” に「間違い」という意味はないため、正しくは “careless mistake” で表します。

“mistake” は名詞で「間違い」という意味を持ちます。

“stupid mistake” は、単なる間違いではなく「愚かな間違い」を指します。

まとめ

以上、この記事では「ケアレスミス」について解説しました。

「ケアレスミス」は、「うっかりとした自分自身に原因がある失敗」を指し、日常生活で頻繁に起きてしまう行為です。自分自身が注意深く行動することで、防げるものなので「ケアレスミス」をしないように心がけていきましょう。

また、「凡ミス」や「へま」など似た意味を持つ類義語が多く存在するため、使う場面を意識して適切に使用しましょう。