今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アシスタント」です。
「アシスタント」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
☆「アシスタント」をざっくり言うと……
英語表記 | アシスタント(assistant) |
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意味 | 補助的な役目をする人、助手 |
語源 | 英語の “assistant” |
類義語 | 秘書、アシスト、部下 |
「アシスタント」の意味をスッキリ理解!
「アシスタント」の意味を詳しく
「アシスタント」とは、補助的な役目をする人、助手のことです。
「アシスタント」は様々なビジネスシーンで用いられるカタカナ語の1つです。たとえば、テレビ業界や美容業界、教育現場などの場面で使用されます。
「アシスタント」の使い方
- 幼い頃からの夢だったテレビ業界のプロデューサーになるために、今年の春からアシスタントディレクターとして放送会社に務める。
- シャンプーのテストに合格したので、明日からアシスタントとしてお客様のシャンプーを任されることになる。
上の例文のように、「アシスタント〇〇」と他の名詞と組み合わせて熟語として用いられる場合や、「アシスタント」単体で用いられることがあります。
①の「アシスタントディレクター」は、テレビの番組作成をする際に、ロケの下調べや番組収録の準備をする役割の人のことを言います。省略して「AD」とも呼ばれます。
「アシスタントディレクター」は、現場監督の立場であるディレクターのアシスタントをします。また、テレビの番組作成に携わる方々は基本アシスタントディレクターからキャリアをスタートします。
②の「アシスタント」は「見習い美容師」という意味として用いられています。美容の現場でのアシスタントはスタイリストの補佐役として仕事をします。
スタイリストはお客様に対しての全てのサービスを行うことが可能です。一方で、アシスタントは掃除やシャンプーなどの一部の作業を任されています。
「アシスタント」の語源
アシスタントの語源は英語のassistantです。
assistantは、英語で「力を貸す人、助けとなるもの、店員」という意味を持っています。手伝うという意味の “assist” と、〜するものという意味の “ant” が組み合わさった単語です。
カタカナ語では「店員」というニュアンスでは用いられませんが、その点が英語との違いになります。
「アシスタント」の類義語
アシスタントには以下のような類義語があります。
- 秘書:経営に携わる人物の補佐役
- アシスト:仕事を補佐する行為
- 部下:会社で上司の補佐をする人
「秘書」は、「社長などの経営に携わる人の補助をする人」のことです。「アシスタント」は「会社のある一部門においての補佐や中間管理職を補助する人」のことです。したがって、両者の違いは補佐する対象にあると言えます。
「アシスト」は「仕事を補佐する行為」のことです。「アシスタント」は「補佐する人」のことを言います。
スポーツの場面でも、「アシスト」という言葉を用いることがあります。たとえば、サッカーやアイスホッケーなどにおいて、得点に貢献するパスのようなのプレーや、そのプレーをした選手のことをアシストと呼びます。
「部下」は「会社で上司の補佐をする人」のことを言います。「部下」は上司の仕事のやり方を見て学びながら、仕事の手助けをする人のことです。テレビ業界や美容師の「アシスタント」と似ていますね。
まとめ
以上、この記事では「アシスタント」について解説しました。
英語表記 | アシスタント(assistant) |
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意味 | 補助的な役目をする人、助手 |
語源 | 英語の “assistant” |
類義語 | 秘書、アシスト、部下 |
「アシスタント」の意味や使い方について正しく理解できましたか。社会に出る上で、「アシスタント」は必ずと言っていいほど通る道ですね。上司や先輩をサポートすることで、多くの学びを得られるように頑張りましょう。