今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ディベート」です。
「ディベート」の意味・使い方・語源・類義語について分かりやすく解説します。
☆「ディベート」をざっくり言うと……
英語表記 | ディベート(debate) |
---|---|
意味 | 討論 |
語源 | 英語の “debate” |
類義語 | ディスカッション、カンファレンスなど |
「ディベート」とは?
「ディベート」の意味を詳しく
「ディベート 」は「討論」というのが主な意味のカタカナ語です。ある議題を設定して、賛成派と反対派に分かれて、意見を述べ合うことです。
「ディベート」の使い方
- ディベートを重ねることで最善の策を見出す。
- 新たな問題についてディベートを行う。
- クラスでディベート大会を決行する。
「ディベート」を使うのは主に社会的な問題に関して述べるときです。たとえば、「死刑の是非」があります。この問題に関して、もし死刑を決行するとどういうメリットがあると賛成チームが述べます。
それに対して、反対チームがこういうデメリットがあると意見を述べます。そして、賛成チームと反対チームがお互いに矛盾点を指摘しあって、どちらが優れているのかを決めます。これが一般的な「ディベート」です。
「ディベート」は、「ディベートする」「ディベートを行う」という形で使用されることが多いです。
「ディベート」の語源
「ディベート」の語源は英語の debate です。カタカナ語と同じく「討論」という意味です。英語の意味では「熟考する」という意味もあります。
この語源をさらに辿ると、古いフランス語になります。古語フランス語で「戦う」という意味でした。それが時を経て、英語では「討論」と言う意味に変化したのです。
また、本来「ディベート」は日本人の価値観に合わない単語でもあります。空気を読むという言葉があるように、日本人はよく周りに合わせようとします。
そのため、相手に対してそれは違うと意見することは得意ではありません。一方の英語圏では、相手に対して自分が正しいと思っていることを意見として述べることは当然のことです。
子供の頃からそういった教育を受けているため、英語のdebateは英語圏ではとてもよく使用されている単語です。
「ディベート」の類義語
「ディベート」には以下のような類義語があります。
「ディベート」は基本的に、賛成と反対に分かれて相手チームを論破することを目的とします。しかしながら、一方の「ディスカッション」は必ずしも打ち負かすことを目的としていません。
自分の意見を発表したり、相手の意見を聞いたりして、全体として納得のいく結論を導き出すために行うことが多いです。
「ディスカッション」は、「パネルディスカッション」「ディスカッションタイム」というように使用します。「パネルディスカッション」とは、主に数人の著名人が相手に対して意見を聞いたり述べたりすることです。
「カンファレンス 」は「会議 」という意味のカタカナ語です。この用語をよく使うのは主にビジネスです。ビジネスで話し合いをするときに「カンファレンス」とよく言います。
たとえば、「新製品のカンファレンスに参加する」「経営のカンファレンスが開催される」というように使用します。
まとめ
以上、この記事では「ディベート」について解説しました。
英語表記 | ディベート(debate) |
---|---|
意味 | 討論 |
語源 | 英語の “debate” |
類義語 | ディスカッション、カンファレンスなど |
「ディベート」は、学生時代によく聞く言葉の1つです。「ディベート」を通じて、きちんと論理的思考を組み立てられるようになります。よい思考のトレーニングとも呼ばれます。
ぜひこの記事で、「ディベート」の意味や使い方を学習して実際の生活に役に立てるようにしましょう。