「カンニング」の意味とは?英語や類語までわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「カンニング」です。

「カンニング」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。

☆「カンニング」をざっくり言うと……

英語表記カンニング(cunning)
意味不正行為
語源英語の “cunning”
類義語チート、フライングなど

「カンニング」とは?

カンニング(cunning):不正行為

「カンニング」の意味を詳しく

「カンニング」は、「不正行為」を意味するカタカナ語です。特に筆記試験で行われる不正行為を指してします。具体的には、答案が書かれた紙を持ち込むことや、他人の答案を見ることなどです。

「カンニング」の使い方

  1. カンニングを行なった学生は厳粛に対処する。
  2. カンニングは不正行為と見なされる。
  3. カンニングペーパーを試験に持ち込むな。

「カンニング」は、主に試験などの注意で使われます。不正行為全般には、あまり使われません。特に盗み見る行為などについて述べたい時に使用されます。

①の例文は、注意書きに関する文です。最もよく使われる例文です。不正行為をした学生には厳しい処分が下されるという意味です。②の例文も、注意書きに関する例文です。この形の例文もよく使用されます。

 

③の例文は、試験に関する例文です。「カンニングペーパー」という単語も、よく「カンペ」と略して使用します。あらかじめ用意した書き込んだ紙のことです。この「カンニングペーパー」を試験に持ち込んで、不正行為を働く人がいます。

また、「カンニングペーパー」が使用されるのは、不正行為だけではありません。アナウンサーが原稿を読み上げる時に使います。

「カンニングペーパー」をカメラの近くに置きます。それを読みながらアナウンス原稿を読み上げます。これは、紙を見ながら喋っているように見せない効果があります。

「カンニング」の語源

カンニングの語源は、英語の “cunning” です。これは、「滑稽な」「ずる賢い」という意味の英単語です。カタカナ語の「カンニング」とは意味が全く異なっているので注意しましょう。カタカナ語の「カンニング」は、和製英語として生まれました。そのため、意味が全く異なっているのです。

英語を用いて、「カンニング」を表現したい場合には、 “cheeting” を用いるのが適切です。こちらは、カタカナ語の「カンニング」と同じく、「不正行為」という意味です。

「カンニング」の類義語

「カンニング」には以下のような類義語があります。

  • チート: 騙す
  • フライング: 合図前に開始すること

「チート」は、「騙す」や「不正行為」という意味のカタカナ語です。もともとは、コンピューターゲームにおいて、予想されたことと異なることをするという意味でした。それが、変化をして「騙す」や「不正行為」という意味だけ残りました。

例えば、何かのゲームに勝利したいとします。そのために禁じられた行為やルール違反をしてしまうことです。ゲームを製作した人が予想しない行為なので、製作者を「騙す」ということです。

「チート」を行う人のことを「チーター」と呼びます。「チート」は、インターネットの用語として使われることも多いので覚えておきましょう。

 

「フライング」も「不正行為」という意味では、「カンニング」と似ています。しかしながら、「フライング」の場合は、不正行為の具体例が限られています。

もともと、「フライング」は、陸上や水泳用語でした。出発の合図をする前にスタートしてしまうことを「フライング」と呼んでいました。この意味が次第に広まっていき、「合図前に開始する」という意味になったのです。

「フライングをする」や「フライングはない」などといった使い方をします。元の水泳や陸上競技ではもちろんですが、受験など何か物事に取り組む開始時間について述べるときにも使用します。

まとめ

以上、この記事では「カンニング」について解説しました。

英語表記カンニング(cunning)
意味不正行為
語源英語の “cunning”
類義語チート、フライングなど

「カンニング」は、学校に通った経験がある方ならば、1度は聞いたことがある単語です。何かの試験を受ける時も「カンニング」はよく話題になります。

ぜひ、この記事で「カンニング」の意味や使い方を理解して、日常の生活で使用できるようにしましょう。