チートとは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「チート」です。
「チート」の意味、具体例、事件、つく言葉、使い方、語源、類義語について分かりやすく解説します。

「チート」とは?

チート(cheat):不正を働くこと

「チート」の意味を詳しく


「チート」とは、不正を働くことです。

主に以下の2つの使い方をします。

  1. 【一般】コンピューターゲームを改造して本来とは違った操作をさせること
  2. 【ネットスラング】(チートを疑うほど)強いプレイヤー

「チート」は他のプレイヤーに嫌われるだけではなく、犯罪行為でもあるので行わないようにしましょう。

①が本来の意味ですが、現在では②の意味で使われることも多いです。ちなみに、チートをしている人のことは「チーター」と呼びます。

そして、「チート」は以下のようなその他の意味もあります。

「チート」のその他の意味
  • もつ肉(豚の胃)のこと
  • 1915年公開の無声映画『The Cheat』のこと
  • 2019年のテレビドラマ『チート〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜』のこと

「チート」の具体例

「チート」をする人は、具体的には以下のような行為を行います。

  • 手持ちのキャラのパロメーターをいじって最強にする
  • 有料アイテムを無料で使用する
  • ゲームの対戦結果などを偽装する
  • ゲーム機しか対応してないゲームをパソコンに対応させ、海賊版を配布する

どれも犯罪行為なので注意が必要です。

「チート」が問題となった事件

「チート」が問題となった事件には以下のようなものがあります。

それぞれの事件について詳しく見ていきましょう。

三國志Ⅲ事件

三國志Ⅲ事件とは、日本のゲームメーカー光栄が『三國志Ⅲ』というゲームのデータ改造ツールを販売した技術評論社を相手に著作権侵害を主張して裁判を起こした事件のことです。

このデータ改造ツールを使うと、『三國志Ⅲ』の中に登場する武将のパロメーターを通常の上限よりも高く設定できました。これに対し光栄が「ゲームバランスを破壊し、同一性保持権及び翻案権を侵害する」として裁判を起こしたのです。

結局、裁判では光栄が敗訴し、このデーター改造ツールに違法性はないとされました。

ときめきメモリアルメモリーカード事件

ときめきメモリアルカード事件は、コナミが、自社で発売した『ときめきメモリアル』の改変セーブデータが入ったメモリーカードを販売したスペックコンピュータを訴えた事件です。

この改変セーブデータが入ったメモリーカードには、主人公のパロメーターを最初から最高値に設定できたり、エンディング間近の画面から始められたりするデータが入っていました。

裁判では最終的に訴えたコナミが勝訴し、スペックコンピュータには114万6000円の損害賠償が命じられました。

デッド オア アライブ事件

デッド オア アライブ事件では、テクモ(現在のコーエーテクモゲームス)が、自社で発売した『デッド オア アライブ2』で特定の女性キャラをヌードでプレイできるプログラムを販売していたウエストサイド社を訴えました。

裁判では訴えたテクモが勝訴し、ウエストサイド社に200万円の損害賠償を命じました。

「チート」がつく言葉

「チート」がつく言葉には以下のようなものがあります。

  • ハードウェアチート
    ゲームのデータではなく、ゲームを操作する機器などを使用してチートを行うこと。たとえば、マウスに人間には不可能な速度で連打させるマクロを設定し、本来は連射できない武器を擬似的に連射できるようにしたりする
  • ソフトウェアチート
    ゲームのプログラムなどを操作してチートを行うこと。たとえば、本来よりも速い速度でキャラクターを動かせるよう改造したりする
  • チートモード
    プレイヤーが有利な設定で遊べるように、ゲームの製作者自身が用意したモードのこと
  • チートコード
    隠しコマンドを入力するとゲームの裏技操作ができるゲームのプログラムの一部のこと
  • チートアプリ
    チートを行うためにゲームアプリを不正に改造したもののこと
  • チート級
    チートを疑うほど強いプレイヤーを称賛する表現
  • チート代行
    ゲームの改造を本人に代わって行うこと
  • チートバグ動画
    チートを使って起こした面白おかしいバグを動画にしたもの
  • チートデイ
    ダイエット中の食事制限を無視して好きなだけ食べる日のこと

「チート」の使い方

  1. チートを行っていたプレイヤーのアカウントが停止された。
  2. 彼はチート級に強いため、「遭遇したら逃げろ」と言われている。
  3. チート・デイであっても食べ過ぎるのは厳禁だ。

①の例文では「チート」を「コンピューターゲームを改造して本来とは違った操作をさせること」という意味で用いています。

②の例文では「チート」を「チートを疑うほど強いプレイヤー」という意味で使っています。

③の例文の「チートデイ」は「ダイエット中の食事制限を無視して好きなだけ食べる日のこと」という意味です。

「チート」の語源

チートの語源は英語の “cheat” です。

英語の cheat には以下のような意味があります。

英語の cheat の意味
  • (……を)だます
  • (……を)うまく逃れる
  • 不正をする
  • 浮気をする

カタカナ語の「チート」にはない意味も多く含まれることがわかります。カタカナ語の「チート」は「不正な改造」のことを表すことが多いですが、英語の cheat は日常生活での小さなズルから不正行為まで、幅広い範囲で使われるのです。

「チート」の類義語

チートには以下のような類義語があります。

  • 改造
  • 裏技
  • 反則
  • イカサマ
  • インチキ

まとめ

以上、この記事では「チート」について解説しました。

英語表記チート(cheat)
意味不正を働くこと
語源cheat
類義語改造
裏技
反則
イカサマ
インチキ

「チート」は犯罪行為です。行わないようにしましょう。