「相違ない」の意味とは？読み方は？類語から英語まで詳しく解説

「相違ない」とは「間違いがない」という意味です。

役所の手続きなどで、「相違はございませんか？」といった表現を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか？

丁寧なニュアンスを感じる言葉のため、正しい使い方が気になりますよね。

この記事では「相違ない」の意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説します。

☆「相違ない」をざっくり言うと……

「相違ない」の意味

「相違ない」とは「間違いがないこと」「確実であること」という意味です。

「相違ない」は、以下の2語から成り立っています。

つまり、しっかりとしたデータや資料など根拠があるものを基に、「間違いない」と確信していることを表します。

「相違」の意味とは？読み方は？使い方から対義語や英語や類語まで解説

2022年1月14日

「相違ない」の表記

「相違ない」を「相異ない」と表記しても意味は通じますが、一般的には使われていません。

そのため、「相違ない」を使ったほうが無難です。

「相違」と「相異」には以下のような違いがあります。

「相違」と「相異」は同じ意味ですが、表記が異なります。

「相違ない」の使い方

「相違ない」は書き言葉でも話し言葉でも使います。

ビジネスなど改まった場で使うことが多く、日常会話ではほとんど使いません。

「相違ない」に敬語の意味はありませんが、硬い表現のため丁寧な印象を与えます。

「相違ない」は以下のような言い回しで使います。

「相違ない」の敬語

「相違ない」を敬語として使う場合は、以下のような言い回しをします。

「相違ない」を受け答えとして使うとき、丁寧な度合いの強さは以下の通りです。

「相違ない」の例文

「相違ない」の例文には以下のようなものがあります。

「相違ない」の類義語

「相違ない」には以下のような類義語があります。

「相違ない」と「違いない」の違い

「相違ない」と「違いない」には以下のような違いがあります。

「相違ない」と「違いない」は、確信の度合いが異なります。

「相違ない」は根拠をもとにほとんど100％の確信がありますが、「違いない」は少し迷いがあります。

「相違ありません」の類義語

「相違ありません」には以下のような類義語があります。

「相違ない」の対義語

「相違ない」には以下のような対義語があります。

「相違ない」の英語訳

「相違ない」を英語に訳すと、次のような表現になります。

上記の英語表現を使った例文は以下のようなものがあります。

「相違ない」のまとめ

以上、この記事では「相違ない」について解説しました。

「相違ない」は敬語ではありませんが、それ自体でも丁寧な印象を与えることのできる言葉です。

あらたまった場面で確認を求められたら「相違ありません」と使うことで、しっかりとした受け答えができる人だと思ってもらえるかもしれませんね。