「多角的」の意味とは?使い方から類語や対義語や英語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「多角的(たかくてき)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「多角的」をざっくり言うと……

読み方多角的(たかくてき)
意味多方面にわたるさま・多方面に派生するさま
類義語様々、色々、多彩、多種多様 など
対義語狭量、近視眼的 など
英語訳diversified(変化の多い・様々な)
multilateral(多辺の・多面的な)
various(様々な)         など

「多角的」の意味をスッキリ理解!

多角的(多角的):多方面にわたるさま・派生するさま

「多角的」の意味を詳しく

「多角的」とは、「多方面にわたるさま・多方面に派生するさま」を意味します。

1つの物事を様々な角度から見る様子を表し、「多角的に捉える」「多角的に学ぶ」という表現がよく用いられます。

また、分析や観察を意味する言葉とも多く使われます。

 

似た言葉として、「多面的」がありますが、こちらは「対象物をあらゆる側面から見る」という意味です。「多角的」の、「対象物について特定の位置から見渡す」という意味とは微妙にニュアンスが異なります。

歴史の学習を例にとって考えると、「歴史」という1つの物事を、文化や政治といったさまざまな側面から捉えるのが「多面的な歴史学習」です。

局面的な「多面的学習」に対し、ある1つの位置からあちこちに考えを巡らせるのが「多角的学習」です。事件を起こした人、起こされた人、巻き込まれた人、それぞれの立場に立って「歴史」を考えるのが「多角的歴史学習」です。

 

細かな意味の違いですが、サイコロの「面」と「角」をイメージするとわかりやすいと思います。

「多角的」の使い方

  1. 本能寺の変について、多角的に学ぶ。
  2. 多角的に捉えると、悪いことばかりではない。
  3. 多角的に考える癖をつけるべきだ。

①の「多角的に学ぶ」とは、1つの事柄に対して色々な方面から考える学習の姿勢を指します。学校では、道徳や社会科の授業でよく用いられる言葉です。

②の「多角的に捉える」は、さまざまな観点から物事を見ようとする様子を意味しています。

③の「多角的に考える」とは、さまざまな立場から考えるという意味です。多角的に考えることで、視野が広がり、柔軟な思考力を身に付けることができます。

「多角的」の類義語

「多角的」には以下のような類義語があります。

  • さまざまな:色々であるさま
  • 色々(いろいろ):種類の多いさま
  • 多彩(たさい):種類が多く華やかであるさま
  • 多種多様(たしゅたよう):種類などが色々様々であること

「さまざまな」というニュアンスを持った言葉を類義語として挙げましたが、「多角的」と全く同じ意味の言葉はないため注意が必要です。

「多角的」の対義語

「多角的」には以下のような対義語があります。

  • 狭量(きょうりょう):人との考えにとらわれ、異なる考えを受け入れられないこと
  • 近視眼的(きんしがんてき):目先のことだけにとらわれているさま

「多角的」の英語訳

「多角的」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • diversified
    (変化の多い・雑多な・様々な)
  • multilateral
    (多辺の・多面的な)
  • various
    (様々な)
  • see 〜 from many sides
    (〜を多角的に見る)
  • analyze 〜 from many directions
    (〜を多角的に分析する)
  • see things from multiple points of view
    (多角的に物事を見る)

まとめ

以上、この記事では「多角的」について解説しました。

読み方多角的(たかくてき)
意味多方面にわたるさま・多方面に派生するさま
類義語様々、色々、多彩、多種多様 など
対義語狭量、近視眼的 など
英語訳diversified(変化の多い・様々な)
multilateral(多辺の・多面的な)
various(様々な)         など

「多角的」は、多方面にわたるさま・多方面に派生するさまを意味し、1つの物事をさまざまな角度から捉えるというニュアンスがあることがわかりました。

「多面的」という言葉と意味も非常に似ていますが、微妙に意味が異なるため、違いに注意して使いましょう。