四字熟語「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」です。

言葉の意味・使い方・由来・英語訳について分かりやすく解説します。

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「頭寒足熱」の意味をスッキリ理解!

頭寒足熱(ずかんそくねつ):頭は冷やし、足は温めておくこと

「頭寒足熱」の意味を詳しく

「頭寒足熱」は、「頭部を冷やした状態で、足は温めておくこと」を表す四字熟語です。

「頭寒」は、「頭をクールダウンさせること」を指します。「足熱」は、「足を温めること」を指します。こうすることで、より快適な睡眠を得られるとされています。ですから、「頭寒足熱」は健康法として昔から伝えられていました。

 

頭寒足熱が、健康に良いとされる理由は、主に足を温めることにあります。

足は「第二の心臓」とも呼ばれるくらい大切な部位です。下半身の温度が下がってしまうと、脳が心臓により多くの血液を送るよう、命令を出します。それは身体にとってストレスになってしまい、身体機能を下げる原因です。したがって、身体に悪い影響を与えてしまいます。

反対に、頭を温めることはあまり良くありません。頭を温めると、たとえ身体が冷えていても、脳は身体全体が熱くなっていると勘違いしてしまいます。そのため体温を下げてしまい、身体に良くありません。また、頭を温めすぎると、脳の働きが弱くなり、思考能力の低下にもつながります。

ですから、「頭寒足熱」でいることが、健康でいる一つの方法とされています。

 

ちなみに、「頭寒足熱」には次のような効果があります。

  • 身体の冷えを和らげる
  • 集中力のアップ
  • 不眠解消
適度にこたつで足元を温めることや、半身浴をすることが身体にとって良いとされるのには、「頭寒足熱」に理由があるのです。

 

ちなみに、足を温めるときには、太ももを重点的に温めると、より効果が期待できます。温められた太ももの筋肉は、活性化されて、足の先まで血液を運ぶ手助けをします。足先の血管の活動が活発になると、足先の温度が上がり、足全体を温めることにつながるのです。

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「頭寒足熱」の使い方

  1. 頭寒足熱をすることで、良質な睡眠をとることができる。
  2. 半身浴は、頭寒足熱の効果を得られる。
  3. 勉強や読書をする時に、頭寒足熱を心掛けると集中できる。
  4. 風邪予防には、頭寒足熱を意識することが一番だ。
「頭寒足熱」は主に、「ーをする、ーを意識する」の形で使用します。

「頭寒足熱」の由来

「頭寒足熱」のルーツは、あるイギリス人の健康法にあると言われています。

15世紀頃に、「オールド・パー」というイギリス人がいました。彼はとても長生きをした人物で、152歳まで生きました。

健康の秘訣を聞かれた彼は、「 “Keep your head cool by temperance and your feet warm.” (頭は冷たく、足は運動して温めなさい)」と答えました。すると、この健康法は注目されるようになったそうです。

 

その後、18世紀にオランダの名医「ヘルマン・ブールハーフェ」が、『医学における重要な秘法』という医学書を出版します。その中身は、最初のページだけにオールド・パーが残した言葉がオランダ語で書かれていました。そして、後のページは白紙だったのです。

当時、日本はオランダと交流がありました。やがて、この本が日本に伝わり、最初のページを「頭寒足熱」と日本語で訳したそうです。これが、「頭寒足熱」という四字熟語が作られた由来です。

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「頭寒足熱」の英語訳

頭寒足熱を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • keeping one’s head cool and one’s feet warm
    (頭は冷やし、足は温めなさい)
  • head-cold and foot-hot
    (冷たい頭と暖かい足)
  • keeping your feet warm for better sleep
    (良い睡眠のために、足を温めなさい)

「頭寒足熱」はすでに解説したとおり、イギリス人の残した言葉が起源です。ですから、英語訳はその名言通りとなることが多いです。

また、「頭寒足熱」は、頭を冷やすことよりも足を温めることに意味があります。このことから、 “keeping your feet warm for better sleep” が「頭寒足熱」と訳されます。

まとめ

以上、この記事では「頭寒足熱」について解説しました。

読み方 頭寒足熱(ずかんそくねつ)
意味 頭は冷やし、足は温めておくこと
由来 オールド・パーが残した健康法
英語訳 keeping one’s head cool and one’s feet warm(頭は冷やし、足は温めなさい)など

「頭寒足熱」は確かに身体に良いですが、やり過ぎは禁物です。頭を冷感アイテムで長時間冷やしたり、足を直接ヒーターで温めることは、余計に身体の負担となります。あくまで頭は涼しく、足はほどよく温めましょう。

「頭寒足熱」は、冬の時期だけに関係がある訳ではありません。寒い季節だけでなく、長時間座り続けることも、足の血流の妨げになります。これは、知らない間に足を冷やしてしまうことにつながります。身体を適度に動かすことも、「頭寒足熱」の一つの方法なのです。

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