「ゾディアック」の意味とは?事件の詳細までわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ゾディアック」です。
「ゾディアック」の意味、「ゾディアック事件」の意味、その他の「ゾディアック」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

☆「ゾディアック」をざっくり言うと……

英語表記ゾディアック(zodiac)
意味黄道帯・黄道十二宮・それらの図
語源「黄道帯」という意味の英単語 “zodiac”
類義語黄道帯、黄道十二宮

「ゾディアック」の意味をスッキリ理解!

ゾディアック(zodiac):黄道帯・黄道十二宮・それらの図

「ゾディアック」の意味を詳しく

「ゾディアック」とは、黄道帯・黄道十二宮・それらの図のことです。

「黄道帯」「黄道十二宮」は天文学用語で、それぞれ以下のような意味があります。

  • 黄道帯
  • 黄道十二宮

「黄道帯」の詳しい意味

「黄道帯」とは太陽の見かけ上の通り道周辺のことです。黄道を挟んで南北各8度ずつ、幅16度の帯のことを表します。

「黄道」とは、天球上で太陽が1年間に動く見かけ上の通り道のことです。天球とは、観測者を中心とした半径の無限に大きい仮想的な球面のことです。

実際には星はさまざまな位置に存在しており、観測者から見て手前の方に存在していることもずっと奥に存在していることもあります。しかし、あるひとつの天球の面に惑星が存在すると仮定して位置を定めるのです。

その天球上における太陽の通り道周辺を「黄道帯」というのです。

「黄道十二宮」の意味

「黄道帯」の中に含まれる12の星座のことを「黄道十二宮」と呼びます。

また、黄道帯を12等分し、30度ずつに区分したものを「黄道十二宮」と呼ぶこともあります。

12種類の星座という意味の「黄道十二宮」は、星座占いの際によく使われます。

「ゾディアック事件」の意味

「ゾディアック」という単語は、本来の意味で使われる場合よりも、「ゾディアック事件」という単語の中で使われることが非常に多いです。

1968年から1974年にアメリカで起きた連続殺人事件の名称です。犯人が声明文の中で自らを「ゾディアック」と名乗ったことから「ゾディアック事件」と呼ばれるようになりました。

犯人は捕まっておらず、現在も継続捜査中の未解決事件です。

カリフォルニア州サンフランシスコ市内で若いカップルを中心に少なくとも5名が殺害された事件です。犯行後に警察やマスコミへ多量の犯行声明文を送りつける行為が特徴的でした。

「ゾディアック」のその他の意味

「ゾディアック」は、企業名やバンド名などの固有名詞として使われることが多いです。

具体的には、以下のようなものがあります。

  • 東京都港区に拠点を持つ放送番組制作会社
  • ソ連のポピュラー音楽バンド
  • スイスの時計メーカー
  • アメリカ出身のプロレスラー
  • ゾディアック・エアロスペース:軍用ボートで知られるフランスの企業
  • ゾディアックボート:ゾディアック社の製品である軍用ボート

「ゾディアック」という言葉が世界中で使われていることがわかります。

「ゾディアック」の使い方

「ゾディアック」には以下のような使い方があります。

  1. ゾディアック事件はアメリカでもっとも有名な殺人事件のひとつだ。
  2. 星占いではゾディアックを利用することが多い。

「ゾディアック」の語源

「ゾディアック」の語源は英語の “zodiac” です。

英語の “zodiac” には、以下のような意味があります。

  • 黄道帯
  • 獣帯
  • 黄道十二宮

カタカナ語の「ゾディアック」と同じ意味があります。

「獣帯」とは、「黄道帯」の別名です。「黄道帯」の中に含まれる星座には、動物名の星座が多かったため「獣帯」と呼ばれるようになりました。

「ゾディアック」の類義語

「ゾディアック」には以下のような類義語があります。

  • 黄道帯
  • 黄道十二宮

まとめ

以上、この記事では「ゾディアック」について解説しました。

英語表記ゾディアック(zodiac)
意味黄道帯・黄道十二宮・それらの図
語源「黄道帯」という意味の英単語 “zodiac”
類義語黄道帯、黄道十二宮

「ゾディアック」は少し難しい天文学用語ですが、本来の意味をしっかりと理解しておきましょう。