「ゼロベース」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ゼロベース」です。

「ゼロベース」の意味・使い方・語源・ゼロベース思考の対義語・ゼロベース思考の身につけ方についてわかりやすく解説します。

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「ゼロベース」とは?

ゼロベース(zero-base) :物事をゼロの状態から考え直すこと。

「ゼロベース」の意味を詳しく

「ゼロベース」とは、物事をゼロからやり直すことを意味します。

一般的には、「ゼロベース思考」というかたちで使われることが多く、最初から考え直す際に「ゼロベースで考えよう」などと言います。

 

現代では、複雑な構造の上で成り立つビジネスが増えてきたため、既存の枠組みで考えるだけでは正解を見つけられないことが珍しくありません。

そのようなときに、ゼロベース思考は問題解決の効果的な手法として活躍します。

前例にとらわれずに新しい切り口から問題解決を図ることで、これまでの考え方では得ることのできなかった情報を取得することができるのです。

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「ゼロベース」の使い方

  • 新規事業は先の見えない洞窟のようなものなので、ゼロベース思考が役に立つ。
  • 予算決定方式の1つに、「ゼロベース予算」というものがある。
  • いくら考えてもわからないときには、ゼロベースでやり直すのが効果的だ。

このように、「ゼロベース」は既存の枠組みに縛られずに、一から取り組みなおすという意味合いで使われます。

なお、例文中に出てきた「ゼロベース予算」とは、過去の実績などに左右されないで予算配分を決定する方式のことを指します。

「ゼロベース」の語源

カタカナ語のゼロベースの由来は、英語の “zero-base” にあります。

英語の “zero-base” は、「物事を最初からやりなおすこと」「ゼロの状態から検討しなおすこと」という意味を持っています。

日本でもほぼ同じ使われ方をしており、主にビジネスの場で問題解決を図るときなどに「ゼロベース思考」が登場します。

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「ゼロベース思考」の対義語

「ゼロベース思考」の対となる考え方として、「トレンド思考」があります。

トレンド思考とは、過去の実績などを参考にして未来の推移を予想する考え方です。

具体的には、以下のような論理の流れで思考します。

今度、自社で新しい商品を発売することになった。

過去に発売した商品の直近3ヶ月間の売上成長率はどれも10%だった。

だから、今回の商品も直近3ヶ月間は10%ずつ売上が伸びていくだろう。

 

これまで、「トレンド思考」は「ゼロベース思考」とともに問題解決の手法として広く使われてきました。

特に、金融やマーケティングなどの数字の世界では、未来の実績をシミュレーションするために必要な思考法と捉えられてきました。

しかし、技術の変化が激しい近年においては、必ずしも有効な思考法とは言えなくなってしまいました。

よって、今後は既存の枠組みにとらわれない「ゼロベース思考」の方が、より実践的な考え方として広まっていくでしょう。

「ゼロベース思考」の身につけ方

「ゼロベース思考」は、行き詰まった議論の中に光明をもたらす可能性のある画期的な思考法です。

よって、このような思考法を身に付けることは難しいと誰でも思ってしまいます。

しかし、実は少しコツを押さえるだけで誰でも習得することのできる考え方なのです。

ここからは、「ゼロベース思考」を身に付けるための方法を2つ紹介します。

 

まず1つ目は、「クリティカル・シンキング」で物事を捉えることです。

クリティカル・シンキングとは「批判的思考」という意味の言葉であり、その名の通り物事を否定的に捉える考え方です。

この「批判的思考」で考えることになれば、あるがままを受け入れずに本当に問題となっている箇所を見つけることができるようになります。

 

2つ目は、これまでとは全く違う環境に身を置くことです。

「ゼロベース思考」は、これまでの慣習や規則にとらわれずに全く新しい切り口で考える方法です。

よって、あえて違う環境に身を置いてこれまでの常識を捨てることで、ゼロベース思考を身に付けるきっかけを作れるのです。

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まとめ

以上、この記事では「ゼロベース(zero-base) 」について解説しました。

英語表記 ゼロベース(zero-base)
意味 物事をゼロの状態から考え直すこと。
語源 英語の “zero-base”
対義語 トレンド思考:過去の実績などを参考にして未来の推移を予想する考え方
身につけ方 ①クリティカル・シンキングで考える②異なる環境に身を置く

就活などでグループディスカッションを行うと、議論が行き詰まる機会が訪れます。

その原因は、初対面の人達と十分に認識を一致させないまま、話をしてしまうからです。

一度議論が行き詰まると、なかなか状況を打開することはできません。

しかし、「ゼロベース思考」で考えれば、何か新しい切り口が見つかる可能性があります。

もし、あなたが行き詰まった議論に立ち会ったときには、ぜひ「ゼロベース」で議題を考え直してみてください。

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