「全知全能」の意味とは?使い方から英語や対義語や類義語まで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「全知全能(ぜんちぜんのう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「全知全能」をざっくり言うと……

読み方全知全能(ぜんちぜんのう)
意味何でも理解しており、何でもできる能力。
類義語完全無欠、十全十美
対義語無知無能
英語訳omniscience and omnipotence(無限の英知と、なんでも実現できる力)など

「全知全能」の意味をスッキリ理解!

全知全能(ぜんちぜんのう):何でも理解しており、何でもできる能力。

「全知全能」の意味を詳しく

この四字熟語は「全知」と「全能」という二つの熟語から構成されています。「全知」は、全てのことを知り尽くし、物事の本質を理解できる力を意味します。「全能」は、あらゆることができる能力のことを指しています。

したがって全知全能は、「何でも理解しており、何でもできる能力」を意味する四字熟語となるのです。

「全智全能」と書かれることもあります。「智」という漢字を用いると、単に学問的な頭の良さだけではなく、物事の本質を捉える聡明さがより強調されます。

しかし、現在では同音の漢字を書き換える方針に従って、ほとんど区別されていません。よって、「全知全能」も「知」の字を用いられることがほとんどです。

「全知全能」の使い方

  1. 全知全能の神に出会ったと触れ回った男は、村で大嘘つきだと噂されるようになった。
  2. 彼だって全知全能ではないのだから、さすがにその質問には答えられないだろう。
  3. 彼女は何をやらせても優秀なので、全知全能にも勝る才能の持ち主だと言われている。
  4. 師匠に出会うまでは、全知全能の男など存在しないと思っていた。
  5. 彼がまるで全知全能かのように知識をひけらかす様子は、みんなの笑いものだ。

「全知全能」の類義語

全知全能には以下のような類義語があります。

  • 完全無欠(かんぜんむけつ):全く欠点がなく、完璧なさま。
  • 十全十美(じゅうぜんじゅうび):全てがそろって完璧なさま。

「全知全能」の対義語

全知全能には以下のような対義語があります。

  • 無知無能(むちむのう):知識も能力もないこと。

「全知全能」の英語訳

全知全能を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • omniscience and omnipotence
    (無限の英知と、なんでも実現できる力)
  • all-seeing and all-knowing
    (全能で全知の)
  • almighty
    (圧倒的な能力を持つ)

まとめ

以上、この記事では「全知全能」について解説しました。

読み方全知全能(ぜんちぜんのう)
意味何でも理解しており、何でもできる能力。
類義語完全無欠、十全十美
対義語無知無能
英語訳omniscience and omnipotence(無限の英知と、なんでも実現できる力)など

全知全能は、誰もが耳にしたことのある四字熟語でしょう。意味だけでなく類義語・対義語・英語訳を理解して、自信を持って使えるようにしましょう。